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第1回 杏ジャム

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大連の市場巡りが大好きな「恵太太」さん。日本ではワーキング主婦として短時間に手早く、しかも美味しい料理作りの技と経験を積んできました。この大連でも店頭に並んでいる季節の食材を見つけては、料理づくりを楽しんでいます。そんな「恵太太」さんに季節感たっぷりのレシピを紹介してもらいましょう。

第1回 杏ジャム

瑞々しい杏
出来上がった杏ジャム

 大連の市場巡りが大好きな「恵太太」さん。日本ではワーキング主婦として短時間に手早く、しかも美味しい料理作りの技と経験を積んできました。この大連でも店頭に並んでいる季節の食材を見つけては、料理づくりを楽しんでいます。そんな「恵太太」さんに季節感たっぷりのレシピを紹介してもらいましょう。

成人病予防にも効果の賢い食材

 毎日の食材は地元の市場で買い求めています。市場内は活気があって大連人のエネルギーを感じることができるので大好きです。その上、旬の食材が並び、季節に関係なくいつでも野菜などがそろう日本と比べると季節感にあふれています。

 夏の旬の食べ物のひとつが杏です。果物売り場の前を通るだけで甘酸っぱい香りが漂ってきます。先日、10元ほど買ってきましたが、とても食べきれません。そこで残った杏でジャムをつくってみました。

 これが絶品! 朝のトーストの上にジャムを乗せて食べると、甘酸っぱい味が口の中に広がります。頭の中もしゃきっとして、「さぁ、今日も一日頑張るぞ」って力がわいてきます。

 この杏の原産地は中国で、紀元前からすでに栽培され、3000年以上の歴史があるそうです。日本では東北地方や長野県が主産地とされています。とても栄養価が高く、タンパク質23%~27%、脂肪50%~60%、その他にもリン、鉄カリウム、クエン酸などが含まれています。

 栄養価が高いことから東洋医学では古くから珍重されてきました。解熱剤や咳止め、冷え症の防止、老化の防止、さらには脳卒中や心筋梗塞にも効果があると言われています。

 とても賢くて美味しい杏。作り方は簡単ですので、ぜひ試してください。

材料

杏       1キロ
グラニュウ糖  300グラム(杏の重量の30%)
レモン     少々

作り方

(1)杏をさっと洗って、鍋にたっぷりの水を入れ、中火にかける
(2)ザルに上げ、皮となり口(黒いポチ)種を取る
(3)大きな皿に杏の果肉をラップにかけてレンジで5分加熱する
(4)鍋にもどし砂糖を入れ弱火にかけ、ヘラで果肉をつぶしながら焦げないようかき回す
(5)ふつふつと煮立ったら小さじ2のレモン汁を入れる
(6)火から外しあら熱を取る

この投稿は 2011年9月5日 月曜日 12:41 AM に Whenever誌面コンテンツ, 恵太太の季節を食す カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2011-09-05
更新日: 2011-10-10
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