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大連理工大と札幌市立大が交流 凧揚げと料理で文化融合目指す

日中の大学生が協力して作り上げた凧

「美味しい」と好評だった試食会

 大連理工大学アジア太平洋研究センターと独立行政法人「国際交流基金日中交流センター」が主催する日中交流活動が3月25日から4月1日まで、大連理工大学や星海広場などを会場にして行われ、日中の大学生が凧(たこ)揚げや料理づくりなどを通して交流した。
 国際交流基金による日中交流活動は2年前から始まり、これまで南京や西寧、重慶、延辺、連雲港などでも開催。大連で初めてとなった今回は、大連理工大と札幌市立大の学生13人が参加した。
 両大学の学生たちはSkypeやQQを通して事前から話し合い、テーマを「文化融合」、活動名を「心連心 ふれあいの場 大学生交流事業 大連 x 札幌 x Design in 大連ふれあいの場」と決めた。活動の中心となったのは、3月31日に行われた凧の共同制作「Kite Design Lab.」と、料理での文化融合を目指す「Food Design Lab.」。
 午前中の凧揚げは星海広場で行われ、大連市民から凧にサインをしてもらい、手作り風車をプレゼントした。凧は海風を受け、空高く舞い上がった。夕方は、大連理工大内の食堂「杜氏酸辣粉」で料理づくり。両大学の学生がスープカレーや中国風すいとんの「疙瘩湯」、巻き寿司、ヤーコンの肉団子を作り、一般学生約100人に振る舞った。
 札幌市立大の酒田健さんは「言葉もうまく通じない中、試行錯誤しながらの活動でしたが、最後はお互いに仲間になれました」と話していた。

この投稿は 2013年5月6日 月曜日 3:16 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-05-06
更新日: 2013-05-06
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