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富山県の石井知事がトップセールス

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富山県の石井隆一知事を団長とする同県の訪中団が5月8日から5日間の日程で大連と北京を訪れ、両市の政府関係者や旅行会社に「富山は安全です。観光とビジネスでお越し下さい」とトップセールスで訴えた。


大連の政府や旅行会社の関係者を招いて開かれた富山県観光説明会

 富山県の石井隆一知事を団長とする同県の訪中団が5月8日から5日間の日程で大連と北京を訪れ、両市の政府関係者や旅行会社に「富山は安全です。観光とビジネスでお越し下さい」とトップセールスで訴えた。
 富山と大連を結ぶ週3便の定期航空便は、3月27日から北京まで延伸されたが、デイリー運航となる予定は3月11日の東日本大震災による利用減を考慮して6月末まで見送りとなり、現在は週4便となっている。
 また、中国では原発事故による放射能汚染への心配が広がり、日本行きを手控える傾向にある。このため、中国に正しい情報を伝え、大勢の人に富山へ来てもらおうと、富山県が急きょ、今回の訪中団を編成して派遣した。
 一行は石井知事を始め、富山県内の経済界など48人で構成。まず大連を訪れた一行は、9日に団員を対象にした訪日観光セミナーを開き、10日には中山区人民路のフラマホテルで、大連市旅游局の劉暁濱副局長や大連市内の旅行会社の関係者を招いた「富山県観光説明会」を開催した。
 冒頭のあいさつで石井知事は「胡錦涛国家主席や温家宝首相、さらには遼寧省、大連市のみなさんから東日本大震災に対する心からのお見舞いをいただき、感謝している」と述べた後、「日本の大部分は安全であり、放射能濃度も原発事故前と全く変わらない。安心して観光、ビジネスに来ていただきたい」と訴えた。
 この後、劉副局長が「原発事故の対策はスムースに行われ、観光交流も活発になっていくだろう。今回の石井知事の来訪は日中友好に果たす役割は大きい」と来賓のあいさつをした。続いて富山側から富山観光のモデルコースの説明が行われ、出席した大連の旅行会社の関係者らは熱心に聞き入っていた。
 石井知事ら一行は11日に北京入りし、北京政府や地元の旅行会社の担当者らを対象にした観光説明会を開催した。

この投稿は 2011年6月2日 木曜日 11:02 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2011-06-02
更新日: 2011-10-10
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