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2月17日に大連初の日式簿記検定 全経が人材育成に向けて開催へ

大連軟件園の田副総裁(左)に協力を要請する飯塚事務局長(右から2人目)

 公益財団法人「全国経理教育協会」(全経、東京・豊島区)は、大連で日本式簿記を普及させるため、2月17日に東北財経大学(沙河口区)で大連初の「全経日式会計能力検定」を実施する。
 全経は日本の専門学校が加盟し、主に簿記や計算実務、税務会計など経理関係の能力検定試験を行っている。日系企業が多く進出している中国でも、日本式簿記のできる人材の需要が高まっていることから、昨年11月に上海で中国初のトライアル試験を実施。約120人の中国人が受験、合格率は89パーセントと高かった。
 大連はBPO関連業務の日系企業が多く、簿記人材の需要も高いことから、上海についで中国2番目の検定会場に決まった。検定は上級と1級から4級までの5段階に分けて行われ、合格者には各級の合格証書が渡される。
 大連での開催に向けて、全経の飯塚正成事務局長らが大連を訪れ、ジェトロ大連や大連日本商工会、大連軟件園など関係団体に協力を要請。大連軟件園で田豊副総裁と面談した飯塚事務局長は「日式会計ができる人材が求められており、能力検定は人材育成のステップアップにつながる」と述べ、田副総裁も「財務の業務は増えているだけに、できる限り協力したい」と期待を表明した。
 能力検定に関する問い合わせは、大連明決信息咨詢有限公司(電0411-8764-8266、186−0985−5212)へ。

この投稿は 2013年2月5日 火曜日 6:53 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-02-05
更新日: 2013-02-07
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