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「頤和星海」の二期工事今春スタート 大和ハウスの分譲高級マンション

完成した「頤和星海」の第一期と工事が始まった第二期(手前)

開発に携わる小倉満副総経理

  住宅メーカー「大和ハウス工業株式会社」(本社・大阪市)の出資会社「大連大和中盛房地産有限公司」が大連市沙河口区の大連医科大学跡地で建設を進めている分譲マンション・商業施設「頤和星海」の第一期工事が終わり、現在は2015年末の完成を目指して第二期工事が進められている。「頤和星海」は日系企業が中国で開発する物件としては最大級。
  大和ハウスと大連の結びつきは古く、大連空港が国際空港になった1986年にホテル民航大厦を西崗区に建設。さらに駐在員向け住宅施設の国際村やアカシア別荘を建設・管理し、2009年には大和ハウスとして初の海外分譲マンションとなる「頤和香榭」を西崗区、沙河口区にまたがって完成させた。
  「頤和星海」は大和ハウスの海外戦略として位置づけられ、中国の中でも人気の高い大連・星海に2009年に着工し、昨年、第一期工事が完成した。第一期は約10万平方メートルの敷地に高層から低層のマンション、別荘など計2140戸の住宅や幼稚園、小学校、商業施設などを配した〝住商一体型〟の開発プロジェクト。中、高所得者層をターゲットに販売、現在は40パーセントが成約している。
  第二期工事は第一期の南側で現在、設計、許認可関係が進められており、地下3階、地上40階の高層ビルを3棟建設。地下2、3階は駐車場、地下1階から地上4階までが商業ゾーンとなり、スーパーマーケットやブランドショップ、レストランなどが入居する予定になっている。5階から40階までが分譲マンションとなり、約1800戸が設けられる。完成は2015年末の予定。
  大和ハウスは大連の「頤和星海」と蘇州でもマンション開発に着手しており、さらに無錫と常州でも新規プロジェクトを推進している。中国でも同社開発の物件は、日本で培った技術とノウハウを活かし、環境にも配慮した「安心、安全」の住宅として高い評価を受けているという。
  大連でのマンション開発に一貫して携わってきた大連大和中盛房地産の小倉満副総経理は「頤和星海は大連の一等地にあり、自然にも恵まれた文教地区に位置する、大連市民にとってあこがれの住宅ゾーン。建物とともに設備類は日本製を備えるなど〝ジャパンブランド〟を前面に打ち出し、好評をいただいています。2年後には日本の技術を駆使した最先端の高級住宅地が完成します。ご期待ください」と話している。

この投稿は 2013年2月5日 火曜日 6:46 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-02-05
更新日: 2013-02-05
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