Whenever誌面コンテンツ

第17回 麻婆豆腐

第17回 麻婆豆腐

第17回 麻婆豆腐

日本人に愛される中国料理

  麻婆豆腐は日本で最もポピュラーな中国料理のひとつです。その誕生は清の時代と言われ、四川省の成都に住んでいた陳森冨の妻劉さんが、あり合わせの材料で作ったのが始まりと伝えられています。「麻婆」とは、あばたのおかみさんを指し、劉さんがあばた面だったとか。しかし、美人ではなかった劉さんは気の利く、料理上手な賢い女性に違いありません。もし仮に劉さんが絶世の美女だったら、「美女豆腐」と名付けられたかもしれません。
  この本場の麻婆豆腐を日本に伝えたのが、料理家としてお馴染みの陳建一さんの父、陳建民さん。四川の麻婆豆腐は中国山椒が効いた飛び切りの辛さです。それを日本人にも食べやすくして、テレビの料理番組を通して広めたのが陳建民さんだったのです。
  ここで紹介する麻婆豆腐はもちろん日本人向けバージョンです。材料さえ揃えておけばあっという間に出来上がります。ご飯にかけて食べると何杯でもいけそうです。麻婆豆腐の変わりメニューの麻婆ナス、麻婆春雨なども日本人にはお馴染みのメニューとなりました。劉さんは自分が作った料理がこんなにも日本人に愛されてびっくりしていることでしょう。
【作り方】
1)豆腐は2cmのサイコロ切りにして2分ほど塩茹でにする。長ネギは小口切り、ニンニク、ショウガは薄切りにする。ニラは3cm長さに切る。
2)フライパンにごま油を熱し、ひき肉を炒めポロポロになったらショウガ、ニンニク、長ネギ、豆板醤を加えて炒め合わせる。合わせ調味料を加えて混ぜ、煮立ったら豆腐を入れ、中火で2分ほど煮、水溶き片栗粉でとろみをつけ、ニラを加えて混ぜあわせる。

材料(2人分)
豆腐・・・・・・・1丁
長ネギ・・・・・・1/2本
ニンニク・・・・・1かけ
ショウガ・・・・・1かけ
ニラ・・・・・・・30g
ごま油・・・・・・大さじ1
豚ひき肉・・・・・100g
豆板醤・・・・・・大さじ1
塩・・・・・・・・少々
合わせた調味料
水・・・・・・カップ1
みそ・・・・・小さじ1
しょうゆ・・・大さじ1
鶏ガラスープ・小さじ1
酒・・・・・・大さじ1
砂糖・・・・・小さじ1
片栗粉・・・・大さじ1

この投稿は 2013年2月6日 水曜日 1:14 PM に Whenever誌面コンテンツ, 恵太太の季節を食す カテゴリーに公開されました。

コメントをどうぞ

掲載日: 2013-02-06
更新日: 2013-02-06
クチコミ数: 0
カテゴリ
エリア