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第16回 けんちん汁
心と体に温かい和風スープ
最近、大連の街は時折雪が舞い落ちる本格的な冬を迎えました。温かい汁物が恋しくなり、スーパーの野菜コーナーにうず高く積まれている里芋を見て、けんちん汁を作ってみました。
里芋は、稲より早く、縄文時代からインドとマレーシアから日本に伝わってきたと伝えられています。山地に自生していたヤマイモに対し、里で栽培されることから里芋という名がついたとか。中国は珠江流域、台湾で多く栽培されています。芋煮会や芋たきの主役の材料で栄養も豊富。日本人には特に愛されているようです。
けんちん汁は冷蔵庫の中の少しずつ余った野菜を片付ける絶好のメニュー。里芋、ゴボウは外せませんが、あとはどんな材料でもOKです。テレビ番組の「ためしてガッテン」で紹介された里芋の皮のむき方ですと手もかゆくならず、包丁を滑らしてけがをせずにすみます。試してみてください。
【作り方】
1) 里芋は泥を良く洗い、鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰したら里芋を入れ7~8分茹でたらザルに上げ、水につけて冷ますと水のなかでつるっと皮がむける。
2) 豆腐も熱湯の中でサッと茹でて、ふきんを敷いたザルに上げ、ふきんを絞って水切りをすると同時に、粗くつぶしておく。
3) ニンジン、大根は5ミリの厚さのイチョウ切りにする。
4) ゴボウは包丁の背で皮をこそげ、ささがきにし、酢少々を加えた水にさらし、水気を切る。
5) 青ネギは斜め細切りにする。
6) 鍋を中火で熱してゴマ油をなじませ、ニンジン、大根、ゴボウを入れ、ざっと炒め、里芋、豆腐を加えてさらに軽く炒め合わせる。
7) だし汁を加え、煮立ったら浮いたアクを取り、中火にして材料が柔らかくなるまで煮る。醤油、酒、塩で味をととのえ、青ネギを加えて強火でひと煮立ちさせ、出来上がり。
材料(4人分)
里芋・・・・・・・・・100g
豆腐・・・・・・・・・2/3丁
ニンジン・・・・・・・40g
大根・・・・・・・・・50g
ゴボウ・・・・・・・・50g
青ネギ・・・・・・・・2/3本
だし汁・・・・・・・・カップ4
(味付けの調味料)
醤油・・・・・・・・小さじ1
酒・・・・・・・・・大さじ1
塩・・・・・・・・・小さじ1
ごま油・・・・・・・大さじ2
酢・・・・・・・・・少々
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更新日: 2013-01-08
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