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ITクラブ10周年祝い記念フォーラム 会長は牛島氏から何徳氏へ交代

160人が参加し盛大に開催された講演会

160人が参加し盛大に開催された講演会

新会長就任の意気込みを語る何徳倫さん

新会長就任の意気込みを語る何徳倫さん

10年間会長を務めた牛島さんがあいさつ

10年間会長を務めた牛島さんがあいさつ

 発足10年を迎えた大連ITクラブの「日中国交正常化40周年・大連ITクラブ10周年記念フォーラム」が8月30日、沙河口区大連ソフトウェアパークのDLSP8号館で、会員約160人が参加して開かれた。
 同会は、大連のIT業界関係者が交流や情報交換を目的にして2002年8月に設立。2か月に1回のペースでこれまでに60回の例会が開かれるなど地道な活動を続けている。今回の記念フォーラムは15企業が協賛し、参加者数も過去最多となり、節目にふさわしい例会となった。
 牛島五郎会長のあいさつに続いて、在瀋陽日本総領事館大連事務所の宮田昌俊領事と、大連高新技術園区投資促進局の殷鐘健副局長が祝辞を述べた。この後は講演会に入り、日本から来連した東北大学・大学院、経済学研究科の西澤昭夫教授が、「3.11がもたらしたクラウドファンディングのイノベーション」をテーマに、インターネットを活用した被災地応援ファンドの実例などを紹介した。
 次いで大連軟件行業協会の李遠明理事長が「中日ITサービス協業のビジネスチャンス」、日本貿易振興機構(ジェトロ)大連事務所経済情報部の渕田裕部長が「大連IT産業の現状と展望」についてそれぞれ講演した。
 最後に牛島会長が引退し、新会長に大連博倫徳電子有限公司の何徳倫さんが就任することなど、10周年を機にした新体制が発表された。何徳さんは「ITクラブが日本企業と大連ローカル企業の橋渡しとなり、オフショア事業の転換期を乗り越える推進役となれるように活動を充実させていきたい」とあいさつした。
 フォーラム終了後は中華料理店で懇親会が開かれ、司会を務めた大連テレビ局「桜の風」の金子陽子さんから10年間にわたって会長を務めた牛島さんに花束が贈呈された。また、会員企業から提供された景品の抽選会が行われるなど、出席者はにぎやかな雰囲気の中で親ぼくを深めた。
 同クラブでは10年の足取りを記録した記念誌CDも発行し、希望者には有料(1枚30元、送料別)で頒布している。問い合わせは同クラブ事務局(gukoudalian@yahoo.co.jp)へ。
 会長を除く新役員は次の通り。(敬称略)
 ▽副会長 三上吉彦、谷口恵▽会員管理 田原宏▽HP 周洪志

この投稿は 2012年10月10日 水曜日 10:26 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-10-10
更新日: 2012-11-07
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