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人気を集めた「日本館」のステージショー

試着体験で着物の魅力を伝える富田伸明さん（右）

　初秋恒例のイベント「第23回大連国際ファッション祭り」が9月8日から4日間にわたって大連市内の各会場で繰り広げられ、市内は華やかなムードに包まれた。
　同ファッション祭りは大連市政府主催で、春のアカシア祭り、夏のビール祭りとともに大連の三大イベントのひとつ。今年は初日8日夜、星海広場で開幕式が開かれ、遼寧省や市などの幹部らが出席し、多くの市民が見守る中、歌や踊りの盛大なステージショーが繰り広げられた。
　9日夜はパレードが行われ、人民広場から中山広場まで日本を含む約60団体、約4000人が色とりどりの衣装で行進、踊りなどのパフォーマンスで沿道の市民約30万人を楽しませた。さらに市内のホテルではフッションショーも開かれ、ニューファッションが次々と発表された。
　メーンイベントの中国（大連）国際服装紡織品博覧会は星海広場の世界博覧広場で開催。4日間を通した入場者数は昨年比30パーセント増の3万2000人に達した。会場には16の国と地域、国内32地区のファッションメーカーや販売会社約500社が出展、新作を披露するとともに、各ブースでは業者間の商談も行われた。
　特に来場者の目を引いたのが「日本館」。ステージ上ではキモノスタイリスト富田伸明さんの着物ショーが行われ、試着体験では中国の若い女性たちの希望者が相次ぐなど、着物への憧れと関心の高さをうかがわせた。また、福岡アジアコレクション（FACO）が発信する若い女性ファッション「卡哇伊（kawaii！）」も「日本館」ステージでショーが行われ、「可愛いファッション」が人気を集めていた。