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第3回 餃子の皮のアップルパイ

第3回 餃子の皮のアップルパイ

整腸作用にも効能のある冬のくだもの

 大連の市場巡りが大好きな「恵太太」さん。日本ではワーキング主婦として短時間に手早く、しかも美味しい料理作りの技と経験を積んできました。この大連でも店頭に並んでいる季節の食材を見つけては、料理づくりを楽しんでいます。そんな「恵太太」さんに季節感たっぷりのレシピを紹介してもらいましょう。

 紅葉の季節。東京から中央道を名古屋方面に向かう途中、駒ヶ岳を見ながら飯田を走る車窓にはリンゴ畑が広がります。よくも折れないものだと感心するほど、細い枝にびっしり真っ赤なリンゴが実っています。今頃は収穫が終り、リンゴの木も出産を終えたお母さんのようにほっとしていることでしょう。
 大連はまさしく中国リンゴの生産地です。2000年以上も前から栽培されていましたが、ヨーロッパで品種改良されたリンゴは19世紀末に、山東省青島から遼寧省南部までの河北一帯へ伝わってきました。その中でも大連のリンゴは新鮮で特別においしいのです。
 リンゴを食べると風邪をひかないと言われ、呼吸器系統、肺などの疾患によく効くとされています。また、お通じが良くなりダイエットに役立ちそうです。そのうえ栄養も豊富で、大脳の成長に必要なビタミン、タンパク質、糖類、脂肪など多く含まれ、妊産婦が食べると健康な子どもが生まれると聞きます。
 甘くてすっぱいリンゴは〝初恋の味〟だと言う人がいますが、私の初恋はたっぷり苦い味がします。
 そんなリンゴを使った「餃子の皮のアップルパイ」。今回は餃子の皮を使いましたが、パイシートがあれば本格的なパイが出来ます。また、薄く切ったパンでもサックリとおいしいので、ぜひお試しください。

材料(4個分)

・リンゴ 2個
・バターorマーガリン 10g
・砂糖 大 2~3
・蜂蜜 大 1
・餃子の皮 8枚
・卵 1個
・シナモン(なくてもOK) お好みで

作り方

(1)リンゴを短冊切りにして1~4の材料を鍋に入れ火にかける
(2)焦げないようにかき混ぜながら弱火にして水分がなくなるまで煮る
(3)上に使う餃子の皮、4枚に切り目を入れる
(4)もう半分の皮、4枚に冷やしておいたリンゴを乗せる
(5)卵をとき、皮が重なる4辺に塗る。フォークの背で形を整える
(6)オーブンを200度に予熱しておく
(7)200度で15分焼いてシナモンをお好みでかけたら出来上がり

この投稿は 2011年11月29日 火曜日 1:11 PM に Whenever誌面コンテンツ, 恵太太の季節を食す カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2011-11-29
更新日: 2012-01-03
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