Whenever誌面コンテンツ

管理栄養士の食コラム

知識

PM2.5から身体を守るための食事は・・・?【第2回】

 先月号では、免疫力を高めるために「身体を温める食事」について触れました。外的要因に打ち勝つためには、私たちに本来備わる「自然治癒力=免疫力」を上げることが一番だからです。
 今月は「腸」に着目した内容をお伝えしていきます。

腸内環境を整える

 実は体内の60パーセントの免疫細胞(白血球)は腸内に存在しています。腸にはウイルスや病原菌を食い止める働きがあるため、腸内環境を整えることはとても重要なポイントです。

<食物繊維を多く摂ろう>
 食物繊維を多く含む食品を食べると、整腸作用がアップ。善玉菌(※)が増え、腸内が酸性に傾き、腸内環境は良い状態へ。

(※)食物繊維は大腸内で善玉菌のエサとなり、善玉菌を増殖させます。腸内がアルカリ性の時に悪玉菌は増えます。善玉菌が好むのは酸性の腸内環境です。
食物繊維は豆類、雑穀類、野菜、海藻に多く含まれます。
中国市場には雑穀が豊富に売られています。麦やアワなどを白米に入れて炊くだけでも、効果があると言えます。

 海藻では「紫菜」はいかがでしょう。鶏ガラの素(鸡精)ベースの「紫菜汤」もオススメです。

 また、腸内環境を整える上でヨーグルトの存在は欠かせません。中国のヨーグルトも美味しく召し上がれるものが増えています。

 腸内環境、ぜひ意識してみられてくださいね。

PM2.5から身体を守るための食事は・・・?【第2回】

PM2.5から身体を守るための食事は・・・?【第2回】

文章・管理栄養士 白石香代子

白石さんへのご質問も受け付けています。ご質問は編集部(E-mail:mail@hwheneverdalian.com)へお送りください。

この投稿は 2016年3月24日 木曜日 3:12 PM に Whenever誌面コンテンツ, 管理栄養士の食コラム カテゴリーに公開されました。

コメントをどうぞ

掲載日: 2016-03-24
更新日: 2016-03-24
クチコミ数: 0
カテゴリ
エリア