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山田洋次監督招き文化講演会 日本商工会が3月26日に開催

幼少年期を大連など中国東北地方で過ごした山田洋次さん

幼少年期を大連など中国東北地方で過ごした山田洋次さん


 大連日本商工会は、幼少年期を中国東北地方(旧満州)で過ごした脚本家で映画監督の山田洋次さんの文化講演会(在瀋陽日本国総領事館後援、日本航空大連支店など協力)を、3月26日午後5時から中山区長江路のホテル・ニッコー大連で開く。
 同商工会親睦交流委員会は毎年、日本から文化人を招いた講演会を文化事業イベントの一環として開催。ここ数年では、2012年度は作家の浅田次郎さん、2013年度はプロ野球「名球会」メンバーの5人、2014年度は卓球選手の福原愛さんを招き、講演会と大連在住の日本人の子どもたちとの交流会を開催してきた。
 2015年度の講師には、戦前に大連など中国東北地方で過ごした山田さんを招聘するため、交渉を進めてきた。山田さんは思い出深い大連での講演を快諾したが、3月12日に日本で公開される山田さん久々のコメディー映画「家族はつらいよ」の制作スケジュールなどもあって、開催日は年度末ぎりぎりの3月26日となった。
 山田さんは1931年、大阪府豊中市生まれ。2歳の時に満州鉄道技術者だった父とともに一家で中国東北地方に移住、終戦後の1947年に大連から家族と一緒に日本へ引き揚げ、18歳まで山口県宇部市で過ごした。1950年に東京大学法学部に入学、卒業後は新聞社を経て松竹に入社し、映画人生のスタートを切った。
 手がけた作品は数多く、「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」などの人気シリーズや「幸福の黄色いハンカチ」「武士の一分」「学校」「息子」など、コメディーからシリアスな映画、テレビドラマの脚本や監督を手がけてきた。近作では「東京家族」(2012年)、「小さいおうち」(2013年)、「母と暮らせば」(2015年)などがある。文化功労者、日本芸術院会員、文化勲章受章者。
 講演会の会場は同ホテル4階「皇朝宴会場」で、午後4時半に開場する。山田さんの講演のほか、映画のDVDなどが当たる抽選会もある。入場券は、中学生以上100元、小学生以下は無料。定員は300人で、前売り券は同商工会事務局(西崗区中山路、森茂大厦1階)と開発区のアカシア別荘(管理棟フロント)で販売している。
 問い合わせは、同商工会事務局(電8369−5639、8370−6513、E-mail:shoko@cci-dalian.org)へ。

  大连日本商工会主办,在中国东北地区(旧满洲)度过少年时期的编剧,电影导演山田洋次先生的文化演讲会,于3月26日下午5点在大连日航饭店举行。

この投稿は 2016年3月24日 木曜日 3:00 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2016-03-24
更新日: 2016-03-24
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