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静岡で鉄道会社戦没者の慰霊祭 高齢化などから今年が最後の追悼

高齢化が目立つ元社員たち

高齢化が目立つ元社員たち


留魂碑に向かって黙祷する参加者

留魂碑に向かって黙祷する参加者


 中国東北地方で戦前、鉄道事業やホテル経営などを手がけた旧南満州鉄道社員の戦没者を追悼する最後の慰霊祭が5月15日、「満鉄留魂碑」のある静岡県小山町の御殿場富士霊園で、関係者約40人が参加して行われた。
 同鉄道には日本人だけで15万人近くが在籍したが、終戦後間もなく解散し、約1000人の社員が終戦前後に亡くなったと言われている。こうした戦没者を慰霊するため、1982年に元社員から寄付を募って、留魂碑を建立した。
 慰霊祭は毎年、元社員らが結成した団体が、関係者に呼びかけて開いてきた。しかし、多い時には15000人いた会員は、高齢化などから今では約700人に激減。
 規模を縮小した慰霊祭も開催が困難になっていたことから、35回目の今年を最後として活動を締めくくることになった。
 この日は、95歳の最高齢者をはじめとする元社員や、その二世らが全国から駆けつけた。高台にある留魂碑に、杖をついて歩いたり、子供に支えられたりして上って行く高齢者の姿もあり、戦後70年の歳月をしのばせた。
 慰霊祭の後は昼食会が開かれ、あちらこちらで昔話に花が咲き、社歌も一緒に歌って懐かしい中国東北地方に思いを馳せていた。

  5月15日,在静冈县小山町御殿场富士陵园的“满铁墓碑”前,为战前从事铁路事业和酒店经营的旧南满洲铁路工作的阵亡者举行了最后的追悼会,约有40人前去悼念。

この投稿は 2015年6月12日 金曜日 3:33 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2015-06-12
更新日: 2015-06-12
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