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小野田セメントが見学会を開催 日本人学校教職員34人が参加

板谷総経理、津田副総経理の話を聞く日本人学校教職員ら

 産業廃棄物や家庭ゴミなどを材料にセメントをリサイクル生産する「大連小野田水泥有限公司」(小野田セメント、甘井子区新水泥路)は8月21日、大連日本人学校の教職員ら34人を招き、見学会を開いた。
 同見学会は、同公司を紹介したフリーペーパーの記事を見た大連日本人学校からの連絡で、実現した。当日はまず、同公司の板屋敦総経理が、企業概要とCSR経営に基づく企業理念を解説。続いて、同公司の津田稔副総経理が、都市型のセメント工場を目指す過程で、廃棄物処理をどう位置づけているのか説明し、処理の実績も紹介した。
 その後は見学となり、鉱山、回転窯のセメントキルンプレヒータ、中央操作室、余熱発電操作室、タービン室を見て回った。見学後の質疑応答では、「社員のモチベーションアップをどう図っているのか」「人材の流出を防ぐ方策」「社員教育はどうしているのか」「グローバル人員はどの様に育成しているのか」「大連に進出した理由」「中国での苦労」など、活発な質問が出された。
 同公司は、セメントキルンを利用した廃棄物処理技術も用い、環境循環型社会の構築に関与していきたいとしており、CSR活動の推進や地域との共生を図るため、今後も積極的に見学を受け入れる予定。
 津田副総経理は「セメントは一般ユーザー向けの商品でないため、身近にありながら意外と理解されていません。教育現場で当社の取り組みに興味を持っていただいたことは、大変有意義なことだと思います」と振り返った。
 同社の取り組みは、サイト(http://dl-onoda.com/)でも紹介されている。

  8月21日,大连小野田水泥有限公司,邀请了日本人学校教职员工34人去参观工厂。以工业废物、家庭垃圾为原料制造水泥,此技术一旦投入使用,将会对社会做出巨大贡献。

この投稿は 2014年9月9日 火曜日 2:28 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2014-09-09
更新日: 2014-09-11
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