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Q&A編
管理栄養士の食コラム
Q&A編
質問
便秘で何を食べでも効かないのですが、どうすればいいですか?
回答
便秘、本当に辛いですよね。便秘によって機能低下した腸は、動きが悪くなっています。便秘になると空腹感を感じにくくなったり、体重増加が気になったり、食事を抜くケースが生じたりします。しかし、それはさらに悪循環なんです。
便秘を解消するということは、腸の機能を回復させるということ。ポイントは「食事」「生活習慣」「運動」の3つ。基本的なことですが、一番効果的です。
1. 食事 ―食物繊維をバランスよく摂ろう―
食物繊維には、「不溶性」と「水溶性」があります。
水溶性食物繊維⇒野菜や海藻などに多く含まれ、腸内で善玉菌を増やします。不溶性食物繊維⇒穀類や芋類、ゴボウなどに多く含まれ、便のかさを増やし、便秘解消を促進します。
不溶性に注目しがちですが、水分を含まないという特徴を持っているため、不溶性ばかりを摂取すると便が硬くなり、逆に便秘につながってしまう恐れがあるので注意。「水溶性:不溶性=1:2」のバランスが良いと言われています。
―腸内環境を整える食品を積極的にとる―
乳酸菌を含むヨーグルトなどの発酵食品は腸内環境を整え、便秘を改善してくれます。
2. 生活習慣 ―正しい生活リズムを作ろう―
朝起きた時、コップ1杯の水を飲みましょう。大腸の働きが活性化されます。
朝食はきちんと食べましょう。腸の働きが始まる大事なチャンスでもあります。
夕食は寝る3時間前までに済ませましょう。消化吸収が不十分だと、腸の働きは鈍くなります。
3. 運動 ―軽い運動を習慣にしよう―
運動不足になると、筋力や体力・大腸の機能が低下します。ウォーキングや家の中でも出来る腹筋運動などを、日常の生活習慣の中に取り入れましょう。
文章・管理栄養士 白石香代子
白石さんへのご質問は、編集部(E-mail:mail@wheneverdalian.com)へお送りください。
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更新日: 2014-10-07
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