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小野田セメントが工場見学会 小学3年生34人が興味しんしん

セメントについて解説する津田稔さん

ヘルメットを着用する子どもたち

 産業廃棄物や家庭ゴミなどを材料にセメントをリサイクル生産する「大連小野田水泥有限公司」(小野田セメント、甘井子区新水泥路5号)は7月14日、工場見学会を開き、大連甘井子区嘉文小学校(甘井子区東緯路9号)の3年生34人が、同公司を訪問した。
 同公司は、大学生や社会人などの見学を積極的に受け入れてきたが、小学生の見学は同校が初めて。当日はまず、同公司董事兼副総経理の津田稔さんと同公司業務部部長の方志強さんが、子どもたちを出迎え、会議室へ案内。会議室では、方さんがヘルメットの着用方法や安全について話をし、津田さんが中国語で「セメントのできるまで」を、「セメントの原料工程」や「原料粉砕工程」「焼成工程」「仕上げ工程」「出荷」に分けて詳しく説明した。子どもたちは、初めてのヘルメットを楽しそうにかぶり、セメントの説明に興味しんしんの様子で聞き入っていた。
 続いて、屋外で記念写真を撮った後、緑の多い工場内を歩き、最高温度が1450度にも達する回転窯「セメントキルン」を見学。子どもたちは、巨大な装置に驚きの声をあげた。その後は、室内の「中央操作室」で、工場内の装置を監視する様子を見学し、方さんが子どもたちからの質問を受け付け、1つ1つていねいに回答した。
 津田さんは「日本では、近所の小学生を工場に招くのが一般的ですので、大連でもそれを実施しました。子どもたちに、この工場が無公害であることを知ってもらいたいと思いますし、これからも小学生たちを工場に招待したいと思っています」と工場見学への思いを語った。
 同公司に関しては、サイト(http://www.dl-onoda.com/)も開設されている。

この投稿は 2014年8月18日 月曜日 8:16 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2014-08-18
更新日: 2014-08-18
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