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大連での両替について

大連は日本同様に外国人にとっては両替が非常に不自由な街だといえます。
本記事では、主に日本円を人民元へ両替することを想定して説明します。
大連で両替する方法は主に3つあります。
1.銀行・両替所で両替する。
2.ホテルで両替する。
3.闇両替で両替する。
人民元は実質的には変動為替制のため日々レートが変化します。現在は米ドルと連動しているため、為替が円高ドル安へ動くと人民元の価値も円高元安となることが多いようです。

1.銀行・両替所

両替所の数は数えるほどしかありません。レートは一般銀行と同じです。
銀行は、かつて中国銀行のみの対応でした。しかし、現在は、中国工商銀行、招商銀行、中国建設銀行、大連銀行など街中にある銀行でも両替することができるように規制緩和されています。
両替方法は、窓口でパスポート提示し、複数の書類へサインをする必要があります。大連は外国人が多いため比較的に慣れており、空いていれば数分から15分ほどで完了します。
おおよそですが、一般銀行は中国の中央銀行である中国人民銀行が決定する公定レート（買い）から-20くらいです。例えば10,000円を公定レート800元（買い）で両替するとしたら、銀行だと780元くらいとなります。
※為替レートには売り買いの数値が存在します。人民元を両替するときは、高い方の”買い”の数値で購入し、逆に日本円へ両替するときは安い方の”売り”の数値で売却します。詳しくはFXの専門書などをご参照ください。
日本円、米ドル、ユーロなど主要国の通貨の交換に対応してくれます。

2.ホテル

4つ星以上のホテルであれば、フロントで両替サービスを行っているところが多くあります。原則宿泊者限定です。そのため、顔を覚えてもらえていれば、サインのみで、両替してくれます。時間的には1、2分ほどです。
ホテルの両替は、公定レートの-30くらいです。例えば10,000円を公定レート800元（買い）で両替するとしたら、ホテルだと770元くらいとなります。
レートは若干悪いですが、会話もそれほど必要なく、短時間で両替できる点、両替時の証明書があれば、銀行のように再両替可能な点が特徴です。
銀行同様に主要国の通貨に対応してくれます。

3.闇両替

大連の長期滞在者の多くが利用していると思われるのが、この闇両替です。闇といっても銀行の行内で堂々と両替しています。レートは両替商によって異なりますが、公定レートの-10くらいです。例えば10,000円を公定レート800元（買い）で両替するとしたら、闇だと790元くらいとなります。
非合法両替なので、ここでは詳細は割愛させていただきます。興味がある方は、周りの長期滞在者や地元の方へ尋ねてみてください。両替時に偽札などのトラブルというリスクもありますので、闇両替のご利用は、あくまで自己責任でご理解いただければと思います。
交換対象は、日本円、米ドル、ユーロあたりは、喜んで交換してくれます。韓国ウォンも交換している姿をよく見かけるので大丈夫そうです。タイ バーツ、フィリピン ペソは、対応してくれませんでした。アメリカ ドルか日本円へ交換してから両替したほうがよさそうです。
というわけで、為替レート別でまとめさせていただくと、
闇＞銀行・両替所＞ホテルとなります。

注意点、その他

上記3つ以外の方法だと、大連空港内の両替所（銀行の出張所）での両替という方法もあります。預けた荷物を受け取るターンテーブル（国際便用）付近に2箇所、入国後の1階到着ロビーに1箇所の計3箇所あります。
銀行の出張所なので、為替レートは銀行と同じです。ですが、交換額によっては手数料が必要のようです。2010年、知人が米ドルを人民元へ交換したときに50元の手数料を取られたなど複数の方から証言を聞いています。真偽のほどは確かではないのですが、手数料が必要な可能性があるため、ご注意ください。
手持ちに外貨がないときは、各銀行のATMからインターナショナルキャッシングとして引き出すこともできます。
両替機は見たことないのですが、銀行内に利用者も使えるお札を一瞬で数える優れもの機器が設置されています。枚数や偽札などを調べることができる機械です。外貨から人民元へ交換されたら利用してみるのもお勧めです。
銀行やホテルでも意外と交換できる通貨の種類は少なそうです。タイ バーツは、交換してくれなかったと元留学生が嘆いていました。以降は、アメリカ ドルを用意するようになったようです。
オーストリラア ドル、ニュージランド ドル、英国ポンド、カナダ ドル、トルコ リラなどにも対応してないのでしょうか。情報をお持ちの方、挑戦してみた方などの貴重な情報をお待ちしています。