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趙記老舗 満族菜館（満州族皇室料理）

　開発区も含め大連に8店舗ある満族料理のお店です。日本では満州族と呼ばれるほうが一般的です。明を滅ぼし、中国最後の王朝である清朝を打ち立てたのが満族です。皇帝は映画「ラストエンペラー」でも有名な愛新覚羅家が皇位へ継承してきました。趙記老舗はその愛新覚羅の一族が作った歴史あるお店です。
　
　趙記老舗は、光緒21年（1885年）に太祖ヌルハチの第14子睿親王多爾袞（ドルゴン）から数えて第11代愛新覚羅振国が創建したお店です。その後5代にわたり経営され、それを基礎に当時73歳だった第14代愛新覚羅乾満が現在の店舗スタイルへ発展させています。清朝（1636年後金から清へ改め1644年北京遷都）前の伝統的な満州族料理、内装、家具、建物などを再現し、現代的な要素を組み合わせた店舗をコンセプトとしています。料理は愛新覚羅十大伝統料理を中心に提供しています。
　
　初代の睿親王は第14子ながら太祖ヌルハチに愛されたため、没後に宗室（皇族身分）が剥奪され、乾隆43年(1778年）に宗室へ復帰するまで120年以上睿親王の封号を剥奪されていた一族です。

　店舗情報についてはaibang.com（中国語サイト）を参照ください。大連の各店舗の地図、連絡先が確認できます。

メニュー

　満州族料理の肉は豚肉がメインとなります。キャベツ、豚肉とレバーが煮込まれています。薄味で食べやすいです。

　冷奴のような豆腐です。いわゆる日本式の豆腐です。

　キャベツを使った料理も豊富な満州族料理は、同じくキャベツを使った炒め物が多い東北料理の原型ともいえます。2枚ピンボケしちゃっています･････。

　日本とはちょっと揚げ方と衣の味付けが異なる鳥のから揚げです。その違いを楽しんでください。
　※申し訳ないです。メニュー名は控えておりません。

2011年2月オープンの星海店

　この日は2人で食事をさせてもらいました。あと瓶ビールを3本ほど注文し、合計200元までいかなかったです。5、6名で行けば1人当たり50～60元くらいで楽しめるのではないでしょうか。

一言コメント

　各店舗に伝統的な調度品などが飾られているので食事以外でも楽しめます。中国東北料理というと油っぽいというイメージが強くあります。しかし、趙記老舗はさっぱりしていて日本人でも食べやすいと思われますので、接待などにいかがでしょうか。

　大連での接待というと海鮮料理や日本料理店が多いと思いますが、東北料理の原点ともいえる料理も喜ばれるのではないでしょうか。価格も日本料理よりはお手ごろだと思います。メニューは全写真入なので中国語に不安があっても、安心して注文できます。

参考サイト
大河の釣り人