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味の蔵 ラーメンあじのくら 南山店（1号店）

大連市中山区南山路101号
営業時間:11:00～14:00 17:00～22:00
0411-8258-0388
らーめん味の蔵 公式サイト http://www.ramen-ajinokura.com/

　2005年11月に開店した日本国内で福岡から北海道まで20店舗（フランチャイズ含む）以上あるラーメン店です。延安路を大連外語学院へ向かって進み、南山路と交差したところを右折するとすぐに左手にお店が見えてきます。この本店（南山店）をはじめ現在市内に5店あります。

　地下へ降りると最大32名前後で宴会を開くことができるフロアーと8人ほど座ることができる個室があります。2008年末と2011年7月に改装し、日本の居酒屋のようなより落ち着いた雰囲気となっています。

　入り口から階段を数段上ると4人掛けのテーブル席が左右配置されています。奥にはカウンター席もあります。1人でも入りやすい雰囲気で、女性1人でラーメンを楽しんでいるお客さんの姿も見かけます。

南山店の店内

南山店地下のフロアー

　2011年7月の改装を経て、広々とした明るい空間に生まれ変わった地下フロアーです。最大で32名前後座れます。宴会、飲み会にぴったりです。すぐ隣にトイレがあるのでビール好きには嬉しいかもしれません。階段降りて右側には8人ほど座ることができる個室も併設しています。

南山店（1号店）の1階フロアー

　入り口から階段を数段上ると、中央にレジがあり、カウンター席とテーブル席が配置されています。まさに日本のラーメン店を思わせます。

大連 味の蔵　店舗情報

味之蔵 ラーメンあじのくら 森ビル裏店（2号店）

大連市西崗区錦華街26号
営業時間:11:00～03:00
0411-8258-5199

味之蔵 ラーメンあじのくら 久光店（3号店）

大連市中山区友好路11号久光百貨9-908号
営業時間:10:00～22:00
0411-3989-6858

味之蔵 ラーメンあじのくら 和平広場店（4号店）

大連市沙河口区高璽基路695号和平広場4階26号
営業時間:10:00～21:00
0411-6666-3800

味之蔵ラーメンあじのくら 開発区店（5号店）

大連市開発区五彩城B区7棟1号
営業時間:11:00～14:00 17:00～01:00
0411-6290-0420

オススメメニュー

とんこつラーメン 28元

　大連でのラーメンでは高級部に属す価格です。味は、ちょっと醤油がベースに効いているように感じる味で、福岡育ちの慶次郎には少し濃く感じるスープです。麺は細めんを使用し、とんこつスープとよく絡み食べやすい麺です。

　味の蔵は社長自ら福岡の有名店へ修行して作り出した味とのことです。それで本店は広島福山ですが、博多の名称が付いているのですね。

　とんこつの他にも、味噌、しょうゆ、塩ラーメンと種類も豊富です。ちなみに味噌ラーメンも札幌の有名店で修行してきたとか。

　日本の味の蔵には日本でも今や知名度全国区の尾道ラーメンもあるようです（大連店にはいつ登場？）。

　混同されがちですが、実は福岡の博多ラーメンと長浜ラーメンは違う種類だったりします。 味之蔵のとんこつは、名前の通り博多ラーメンに近い味だと思います。せっかくの細麺なので麺を堅めで注文されるとより美味しく楽しめると思います。

その他ラーメン

高菜辛子ラーメン 30元

スタミナラーメン 28元

　とんこつとしょうゆが選べます。これはしょうゆ味のスタミナラーメンです。山盛りのシャキシャキもやしがどこか懐かしい感じの一杯です。

あさりラーメン 25元

　あさりがいっぱいのあさりラーメンです。スープは塩味で女性に人気がありそうです。

つけ麺 25元

　器不足だったのか、冷やし中華の器ですが、つけ麺です。つけ麺に半熟卵がよくあいます。猫舌の人もツルツルいけます。

地獄ラーメン 35元

　地獄です。しかし、見た目ほど辛くはないかもしれません。ピリ辛が好きな人向けのラーメンです。

その他メニュー

エビチリソース 35元

地鶏の唐揚げ　25元

アスパラチーズ春巻き 25元

しいたけと鶏肉焼き 18元

飲み物

アサヒ生ビール 15元

アサヒ瓶ビール 15元

青島ビール（瓶） 15元

とんこつスープがパワーアップ

　味の蔵のとんこつスープがパワーアップしました。2010年5月末に日本からスープ用の新型寸胴を導入しました。豚足をより骨髄から溶かすことができるようになりました。そのため、味にさらに深みを出すことができるようになりました。

　ラーメン味の蔵福山の本店からスープ職人が連日の熱血集中指導！！一子相伝（？）の業を伝授しました。

　とんこつスープの素となる豚足の下準備をしているところです。とんこつラーメンのスープはこの豚足の骨の中に詰まっている骨髄を溶かし出して作るそうです。当然、生き物ですから、季節や豚の体格も異なります。例えベテランさんが作ってもスープの味を均一に保つことは非常に難しいそうです。それを新しい寸胴はより均等に近い味を作ることができる優れものです。

　大連の味之蔵全店舗で提供中です。ぜひ、新しいとんこつスープをご賞味ください。

スタッフ紹介

大連味の蔵 総経理 劉さん

　大連の味の蔵を統括し、日々味、サービスの改善に力を注ぎ続ける女性経営者です。

（株）シンコー 代表取締役社長 桑原さん

　大阪出身の桑原さんは、2005年11月に味の蔵海外1号店オープンから携わっています。味やサービス、新メニューなどのチェックのために定期的に大連、中国を訪れています。
株式会社シンコー公式サイト http://www.shincou.com/

取材を終えて・一言コメント

　写真のサイズに統一感がないのは、味の蔵の大連での歴史そのものだと言えます。2005年のオープン以来、大連での店舗数を増やし、知名度を上げた結果、顧客全体の約70%が地元大連の人という状況になっています。日本の技術やスープを一からコトコトと炊く手間暇をかけて丁寧に作るラーメンが大連でも受け入れ始めているのだと思います。
　　
　「日本のラーメンをそのまま持ち込んでも大連では受け入れてもらえない。日本の技術で作ったラーメンを提供するが、皆さんに食べてもらうことが大切」と代表取締役社長の桑原さんは語っています。

　例えば、日本のとんこつスープのままだと、一般的な大連人は”濃い”と反応するそうです。しかし、安易に薄くするとんこつスープ本来の美味しさが出せなくので、どこまで、調整するべきかなど日々悩みながら受け入れてもらえるギリギリのラインを見極めて調整してきたそうです。

　麺の調整も難しく、とんこつラーメンに限らず、今、日本は一版的に固麺を好む傾向があります。そのため、麺が伸びると美味しく食べるタイミングを逃したと考えられています。麺が伸びる前に素早く食べる。黙々と食べる。そんな習慣が定着しています。しかし、大連や中国（麺は主に華中から東北で食べられる）では、柔らかい麺が好まれています。どちらかと言えば、フニャフニャな麺、そうめんのような麺にちメージが近く、伸びても問題ないため、ゆっくりと家族や仲間たちと話をしながら時間をかけて食べる人も多いとそうです。30分後にまた麺を食べ始めるなんて光景を目の当たりにしながら日中のラーメン文化の違いを強く感じたそうです。

　今後は、7年の大連での経験を生かし、厦門、上海などへも出店するなど大連以外での出店へも力を入れていくそうです。

アクセス / 地図

　※南山店（1号店）の地図です。
＜バス＞23 大連外国語学院 徒歩約4分。11、27、24、529、708 市政協 徒歩約3分。

　隣に炭火亭。並びにEighteen-Bar、鳥ぺぇ～があります。大外へ続く延安路に晴家、旨い鮨勘、まんなど飲食店が軒を連ねています。浪花、マンガ喫茶の散歩道などがある七七街、解放街も隣接しています。

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