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旧満蒙物産館(初代旅順博物館)

旧満蒙物産館(初代旅順博物館)

満蒙物産館(初代旅順博物館)→旅順図書館

大連市旅順口区列寧街22号
竣工 1915(大正4)年
設計 不詳
施工 不詳

満蒙物産館

出典サイト 中国记忆论坛
旅順博物館が開館するまで博物館として利用された旧満蒙物産館です。初代旅順博物館といえる建物です。1915(大正4)年に建てられています。建物面積1,987㎡。建築年度以外の詳細は不明です。
徒歩1分ほどのところにある旅順博物館が1917(大正6)年開館後は、博物館別館(分館)となり、1935(昭和10)年からは旅順図書館として利用されたようです。そのため、戦前の旅順生まれ、故郷という方には、この建物は図書館として記憶されている方も多いと思われます。
終戦後、ソ連軍が接収し、1階は商店、2階は食堂として利用され、1955年旅順返還後は中国海軍が管理、軍病院の一部として利用された歴史があります。正確な情報ではないのですが、おそらく、現在も管理は軍(海軍)であると思われます。
2011年5月時点では、何も使用されていない状況です。外から中を見ることはできます。しかし、残念ながら中へ入ることはできません。また、新旧の写真を比べると、現在の中央の樹木の突出した成長具合と位置的に古写真(左から2番目の樹木)のままではないかと思えます。

大連市重点保護建築のレリーフ

大連市重点保護建築のレリーフです。建物右側正面にあります。市政府が保護しているので簡単に取り壊されることはなさそうです。

2009年7月ネットカフェだったころ

2009年7月12日撮影したころはネットカフェ(網吧)でした。現在は、閉店しているため中へ入ることができません。このときに建物の中へ入っておけば・・・・・っと悔やまれます。2階にあるバルコニーは古写真と比較するとないようにも思われます。立派な建物の設計や装飾は、歩いて1分ほどのところにある旅順博物館や大連市内の旧日本橋、旧南満洲鉄株式会社(満鉄)本社の建物を彷彿とさせます。

現旅順博物館側へ向かって

一番上の写真だと建物の右側から撮影したものです。左上が旅順博物館がある方向です。ダウンタウンのような雰囲気にすっかり溶け込んでいる感じがします。しかし、100年近くの歴史を持つ価値ある建物のひとつだと思います。
参考サイト
中村與資平記念館別館

アクセス / 地図

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この投稿は 2011年7月29日 金曜日 8:03 PM に 観光・遊び・買い物, 観光 カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2011-07-29
更新日: 2013-02-08
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