旧露清銀行旅順分行
旧露(俄)清銀行旅順分行→私邸→旧特産陳列所(図書館)→旧千歳倶楽部
大連市旅順口区万楽街33号
竣工 1902年
設計 不詳
建築面積 1,564㎡
軍関連施設のため入場、見学はできません。
出典サイト:俄清银行旅顺分行旧址(大连日报・中国語)
現在では撮影することが難しい反対側からの建物の様子です。
1902(明治35)年にロシアとフランスの合弁銀行として建てられた建物です。現在の外側のレンガの入り口のすぐ目の前には旧関東軍総司令部があります。旅順博物館、蛇博物館などがある敷地内にあります。
現在は、軍管理施設であるため、常に門番が目を光らせています。中へ入ることはもちろんのこと、写真を撮ることも注意されます。厳重に警備しているので今でも何かに使用されているのだと思われます。
コバルト色の美しい屋根と大きな楕円形の窓枠が特徴的な正方形のロシア建築です。
露清銀行旅順分行は元々旅順港にあったものが1902年に移転されたものです。地上2階、地下1階。建物内中央に中庭があり、天井の明り取りの窓から光が差し込む構造とのことです。
その後、産島町精米所 五反田広長の私邸として使用。1915(大正4)年に、関東都督府が特産陳列所として、資料、書物など様々なものを展示したため展示館、図書館的な役割を担っていたようです。1929(昭和4)年には当時の町名から千歳倶楽部と改名されて、上映館も増設された軍人向けの社交施設となります。
1945(昭和20)年戦争終結後は、占拠したソ連軍が事務所として使用。1955(昭和30)年に中国へ返還され、以降は人民解放軍の管理施設となっています。
終戦直後、千歳倶楽部は、旅順から本土へ引き上げる日本人家族の宿泊所になったという悲しい歴史もあります。
※注意
ロシアを中国語で表記すると俄羅斯となります。明治37年7月発行の地図を見ると、露清銀行(移転前の住所)と表記されているため、本記事では、併記いたします。
参考サイト
中村與資平記念館別館
同窓会誌「霊南」(1988年)より 42年目の旅順
北山敏和の鉄道いまむかし
参考文献
『戦捷記念旅順攻撃●』 明治三七年七月発行(地図) ●は不明文字
アクセス/地図
大連市内からのバスが到着する旅順バスセンターからは約4キロ。旅順駅から約2キロ。
旧新市街である周辺には旧旅順ヤマトホテル、旧旅順高等公学校、粛親王邸、旅順蛇博物館などがあります。
タグ: 旅順
コメントをどうぞ
更新日: 2013-02-17
クチコミ数: 0
- アジアン (3)
- カフェ (11)
- スイーツ (1)
- チェーン店 (26)
- フードコート (1)
- ラーメン (13)
- 中華料理 (9)
- 和食・日本料理 (35)
- 居酒屋・バー (13)
- 洋食・西洋料理 (6)
- 焼肉 (3)
- 閉店・移転・終了 (134)
- 韓国料理 (16)
- イベント (8)
- エステ・マッサージ (3)
- カラオケ (3)
- クラブ・ディスコ (2)
- サークル (8)
- ショッピング (35)
- ハイキング (2)
- フィットネスクラブ・スポーツ (7)
- プレイスポット (4)
- 学校・スクール (12)
- 広場・公園 (13)
- 旅行 (15)
- 温泉・スパ (1)
- 観光 (52)
- 閉店・移転・終了 (95)
- 3つ星ホテル以下 (11)
- 4つ星ホテル (14)
- 5つ星ホテル (10)
- ホテル・アパートメント (38)
- マンション・オフィス (37)
- 不動産 (6)
- 乗り物 (7)
- 大連お役立ち情報 (14)
- 生活用品 (7)
- 病院・クリニック (13)
- 閉店・移転・終了 (12)
- 飲料・食品 (8)
- okaさんの食楽人生 (7)
- ニュース (1,118)
- ヒューマンストーリー (34)
- 中国、食のあれこれ (14)
- 巻頭インタビュー (64)
- 恵太太の季節を食す (18)
- 管理栄養士の食コラム (18)
- 旅順 (36)
- 開発区 (30)
- 人民路・港湾広場 (20)
- 森ビル周辺 (18)
- 中山広場周辺 (17)
- 会展中心・星海広場 (17)
- 青泥窪橋 (16)
- 民主広場・経典生活 (14)
- 友好広場 (13)
- 西安路 (10)
- ソフトウェアパーク (9)
- 和平広場 (9)
- 黒石礁 (8)
- 大連駅周辺 (7)
- ハイテクパーク (7)
- オリンピック広場 (7)
- 二七広場 (5)
- 大連空港 (4)
- 三八広場 (3)
- 馬欄広場 (2)
- 保税区 (2)
- 解放路 (1)
- 金石灘 (1)
- 華楽広場 (1)