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旧関東軍総司令部

旧関東軍総司令部

旧関東軍総司令部

大連市旅順口区万楽街10号
竣工 不詳(1904年以前)
設計 不詳
入場料20元 開館時間 8:00~17:30 (5~9月のみ 7:30~)

関東軍総司令部

出典サイト:大连图书馆大连旧影
旅順旧市街地 旅順博物館の対面にある旧関東軍総司令部は1931(昭和6)年9月18日に起きた満州事変の決定を下したといわれる場所です。
1906年に関東都督府陸軍部、1919年に関東軍司令部となり、1932年満州国成立後は、新都(新京)へ移動しました。
現在は旅順博物館との間にソ連軍の撤退記念碑が建てられているため、上記のアングルでは撮影することができません。
正面、右側には、旧露(俄)清銀行旅順分行があります。関東軍司令部があったころは、千歳倶楽部と呼ばれていました。

館内の様子

旧関東軍総司令部2階

建物2階です。2階に旧司令室、事務室が再現されています。他の部屋は展示室となっています。パネル展示などで内装を改修しているようです。廊下、天井、階段、柱などの各装飾は当時のまま残されていると推定できます。黒を基調とした落ち着いた感じです。
また、外装が当時から黄色だったかは未確認です。ちなみに周辺にも同じような黄色の外壁の建物が残っています。

事務室

事務室と説明がある部屋です。机と人形で当時の様子を再現しています。別の部屋では地図を眺める旧日本軍人の姿などが再現されています。そして、停止線を乗り越えて軍人人形と一緒に記念撮影をするどこかからの中国の団体旅行客・・・・・・。
満州事変の決定を下した部屋は2階左一番奥の旅順博物館側の部屋だと伝えられています。現在は地図を見ながら談笑する数体の人形で再現されています。

対面にある旅順博物館

2階の展示室から南側にある旅順博物館を眺めてみました。すぐ目の前です。展示室には日本の明治期からの歴史、日清、日露戦争、関東軍と旅順、大連、満州国建国。日中戦争と終戦までの戦争史の展示がされています。

3階へ続く階段。

天井の装飾が印象的な2階から3階へ上がる階段。2階から3階へは上ることができません。

旧関東軍総司令部1階

1階です。奥が入り口です。1階は一本道で奥に階段があります。階段へ向う廊下にはパネル展示があります。
旧関東軍関係の建物であるため信用できる資料が乏しい状態です。2010年4月ごろまでは改装工事のため、長期間入館できなかったそうです。どこをどう改装したのかも気になるところです。
歴史的な部分の詳細は割愛します。訪れる方はある程度しっかりとご自身の歴史観をお持ちであるほうがより理解が深まると思います。
参考サイト、参考文献等が見つかれば後日追記したいと思います。
参考サイト:中村與資平記念館別館

アクセス/地図

<バス>大連市内からのバスが到着する旅順バスセンターからは約4キロ。旅順駅から約2キロ。
旧新市街である周辺には旧旅順ヤマトホテル旧旅順高等公学校粛親王邸旅順蛇博物館などがあります。

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この投稿は 2010年8月9日 月曜日 2:26 PM に 観光・遊び・買い物, 観光 カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2010-08-09
更新日: 2013-02-17
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