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アメリカ領事館→英国匯豊銀行（香港上海銀行）

大連市中山区玉光街61号
竣工 1925年
設計 不詳
ソ連領事館と同じ年に建設されたこの建物は現在も中国工商銀行友好広場支店として現役で活躍中です。4階建て（横から見ると天井裏にも階層がありそうに見えるので4層5階建て？）のひときわ目立つ重厚な建物は大通りに面していないためあまり知られていない存在となっています。
建設当初は、アメリカ領事館として使用され、1935（昭和10）年代には香港上海銀行として使われています。
参考資料 「たうんまっぷ大連」
ちなみに英国匯豊銀行（香港上海銀行）はHSBCホールディング傘下の銀行として現在も大連市内に多くの支店があります。
アメリカ領事館は1906年8月に児玉町（ロシア街）7番地に設けられたあと、越後町（玉光街）、山県通（人民路）へ移転後、奥町（中山広場人民文化倶楽部裏）12番地へ新築移転しそのまま敗戦を迎えます（1階に交通銀行、2階以上が白いタイル状の壁の4階建ての建物。）。

アメリカ領事館時代の様子

おそらく1937（昭和12）年以前だと推測されます。星条旗が掲げられているのが分かります。横からなので確認しづらいのですが、台座部分も含めて外観はあまり変化がないようです。
戦後は、1960年代に政治協商会議→当案館→工商銀行となり現在に至ります。
戦後の写真を見ると3、4階の正面バルコニー部分が改装されて部屋となっていた時期もあったようです。しかし、近年となり元に近い形状へ復元されていることが確認できます。
（現在も4階へ上がることができるのでしょうか？）
出典&参考サイト:中村與資平記念館別館

アクセス/地図

＜バス＞各友好広場、青泥洼橋から徒歩約5分。