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永東書店 新書入荷情報 其の三

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新書入荷情報 (其の三)

1.『悪人』上下巻 文庫 吉田修一 (著)

 ---内容紹介
 「福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土木作業員に殺害された。二人が本当に会いたかった相手は誰だったのか? 佐賀市内に双子の妹と暮らす馬込光代もまた、何もない平凡な生活から逃れるため、出会い系サイトへアクセスする。そこで運命の相手と確信できる男に出会えた光代だったが、彼は殺人を犯していた。彼女は自首しようとする男を止め、一緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か? その一方で、被害者と加害者に向けられた悪意と戦う家族たちがいた。誰がいったい悪人なのか? 事件の果てに明かされる殺意の奥にあるものは? 毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞した著者の最高傑作、待望の文庫化。」
  
2.『秘密』文庫 東野圭吾 (著)

 ---内容(「BOOK」データベースより)
 「妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。」

3.『告白』文庫  湊 かなえ (著)

 ---内容(「BOOK」データベースより)
 「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

4.『学問のすすめ 現代語訳』ちくわ新書 
  福澤 諭吉 (著), 斎藤 孝 (翻訳)

 ---ある読者のプレビュー:
 「今こそ読みたい学問のすすめ。
 福沢諭吉の名著を斎藤孝が現代語訳し、現代の文脈の中で蘇らせた一冊。
 人間の平等をうたいあげ、区別するのは学問だけだとする。それは主に実学のことであり、人々はそれぞれの責務をまっとうし、個人の自立を目指す。自由と分限とを守り、国家と協力して正義や秩序のために法を守る。
 そのことが国家の平等や自立につながる。洋学者に期待するところは大きいが、西洋礼賛でも困る。あくまで是々非々主義でいかねばならない。物事の理非を判断する力を持ち、向上心をもって競争に励む。男女は同権であり、観察や推理にもとづく科学的精神を持ち、品性を磨き、経済的感覚を持たねばならない・・・。
 ざっとポイントを並べただけでもこれだけである。当時の情勢にあって日本が必要な近代の精神を説いたものである。個人主義、国民主義、立法主義、法治主義、合理主義・・・近代を近代たらしめるキーワードに満ちている。「古臭い」というイメージがあるかもしれないが、むしろ極めて進歩的というべきであろう。
 斎藤氏の解釈もおみごと。「個」「公」「国」が矛盾なく良い方向に動く「福沢スタイル」を論じている。疲れ切った日本であるが、今一度読み直す価値があるのは確かである。 」