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Vol.11「脱メタボ!」

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 中国での生活、「日本にいた時より外食が増えた」「体重が増えた」というお声をよく耳にします。
慣れない海外生活、どうしても楽しみは「食」になりがちですよね。しかし「おなかがポッコリしてきた」「最近、ズボンがきつい」という方は注意が必要です。
 <メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)>言葉をご存知の方は多いと思います。メタボリックシンドロームは、お腹の周りに脂肪が貯まることによって起こります。放っておくと、動脈硬化を引き起こし、命にかかわる病気を引き起こすことも。

☆チェックしよう!あなたは大丈夫?

診断基準となる項目は以下の4つです。
腹囲(へそ周り) 男性:85cm以上 女性:90cm以上
+「①中性脂肪:150mg/dl以上、HDLコレステロール:40mg/dl未満」の両方またはいづれか
+「②最高血圧:130mmHg以上、最低血圧:85mmHg以上」の両方またはいづれか
+③空腹時血糖値:110mg/gl以上
※腹囲の値に①~③の2つ以上が当てはまると、メタボリックシンドロームと診断されます。

☆改善のための食事は?

①バランス良く食べる
②3食きちんととる
③夕食は軽めに
④油を使った料理は控えめに
⑤副菜を多く食べる

☆予防のポイントは?

メタボ予防にオススメなのは「食物繊維の多い野菜・海藻!」。血糖上昇を抑制、高血圧の予防、高脂血症の予防に効果的です。1日の食物繊維摂取量は20gが目安(両手のひらを広げた上にのるくらいの野菜、350g程度)。
また身体を動かす習慣も大事。昼休みに散歩したり、エレベータを階段に変えたりすることも工夫の1つです。

☆たっぷり野菜のラタトゥイユ ~料理教室でご紹介しました~

<材料>4人分
・トマト:3個、じゃがいも:1個、玉ねぎ:½個、大根:100g、ごぼう:1本、レンコン:1節、オリーブオイル:大さじ2、こしょう:適量
・塩:小さじ½、にんにく:1片、赤唐辛子:2本 、白ワイン:大さじ2、酢:大さじ1 、砂糖:小さじ1・・・・・A
<下準備>
・トマトは熱湯で湯剥き。2cm角に切る
・玉ねぎと大根は小さめの乱切り。ニンニクはスライスに
・ごぼうは皮を剥き斜め薄切りにし、水に浸けておく
・レンコンをじゃがいもは皮を剥き、2cm角に切り、水に浸けておく
<作り方>
①鍋にオリーブオイルを入れ玉ねぎを炒め、色が透き通ったらレンコン、ごぼう、大根、じゃがいもを加えて炒める
②全体にオリーブオイルが馴染んだら塩を加えて混ぜ、蓋をして5分蒸し煮③トマトを入れる。Aを加えて、強めの中火にかける
④煮立ってきたら強めの弱火にし、20-30分ほど煮込む
⑤こしょうで調味し、完成
※シメジなどのきのこ類を加えても良いでしょう

管理栄養士 白石香代子

<プロフィール>大連生活3年目のアラフォー。某日系会社のコンサルタント、真の姿は管理栄養士。『中国食材を使った日本人の口に合う健康料理』をテーマに、楽しい食を提供中♪

ブログ 【China&Japan おいしい食卓】~管理栄養士xiangdaizi~

この投稿は 2014年4月8日 火曜日 7:43 PM に Whenever誌面コンテンツ, 中国、食のあれこれ カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2014-04-08
更新日: 2014-04-09
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