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日中韓経済界が一堂にビジネス交流会 FTA締結実現など見解一致で友好的に

3か国の経済交流に向けて熱心に話し合ったビジネス交流会
北九州市の環境対策について発表する田代昇三所長
 日中韓三国協力事務局と中国国際貿易促進委員会、大連市政府共催の「日中韓ビジネス交流会」が1月17日、大連市港浦路のヒルトンホテル大連で、3か国の経済界や学者、企業関係者ら約100人が参加して開かれた。(関連記事は6ページ)
 この交流会は、3か国も経済関係者らが一堂に集まり、パートナーシップを強化し、北東アジアの繁栄を促進するのが目的で、昨年1月にソウルで開かれたのに次いで、今回が2回目。
 開会式で同事務局の岩谷滋雄事務局長が「3か国による経済交流は、3か国の友好、発展に貢献する。この交流会がそのきっかけの場になることを期待したい」とあいさつ。続いて中国国際貿易促進委員会の于平副会長と韓国全国経済人連合会の朴賛浩専務、日本経済団体連合会の久保田政一専務理事が祝辞を述べた。
 この後の第1セッションでは、「日中韓FTA(自由貿易協定)による商機と挑戦」をテーマに発表と討論が行われ、慶応大学の渡邊頼純教授が世界の経済統合状況や日中韓FTPの課題と展望について解説。これに続く討論では、日中韓FTA締結に対する期待が述べられ、経済界のウィンウィン・パートナーシップを強化することで合意した。
 第2セッションは「日中韓産業協力の展望」、第3セッションは「日中韓地方間経済協力のための提言」をテーマにして発表が行われ、第3セッションでは駐大連北九州市経済事務所の田代昇三所長が、北九州市が循環型社会を目指して推進しているエコタウンやスマート、環境分野での3か国協力などを紹介し、「北九州市の環境とモノづくりを通して日中韓のビジネス交流に貢献したい」と述べた。
 この後、ビジネス交流レセプションが開かれ、参加者は飲食しながら打ち解けた雰囲気の中で交流を深め合った。

この投稿は 2014年2月13日 木曜日 3:53 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2014-02-13
更新日: 2014-02-13
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