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日本人学校中学3年が漫歩で校外学習 メディアが果たす日中友好を学ぶ

パソコン上で行う紙面作りの実演に見入る生徒たち

 大連日本人学校の中学3年生10人が9月5日、「総合的な学習の時間」の校外学習の一環として、日本語雑誌「Whenever DALIAN」を発行している中山区上海路の大連漫歩広告有限公司を訪れ、雑誌発行の仕事について学習した。
 校外学習は、総合学習のテーマである「日中友好を保つために考えること」について、メディアがどのような役割を担っているのか、現場ではどのような視点で情報発信をしているのか、などについて学ぶのが目的。
 生徒たちは、大連漫歩の各部門の責任者から仕事の内容を聞いた後、紙面制作のデザイン担当がコンピューター上で紙面作りを操作する実演を、興味深そうに見入っていた。続いて会議室で生徒たちの疑問に大連漫歩の責任者が答える質疑応答に入った。
 生徒たちからは「日中友好のために心がけていることは何ですか」「記事を書くにあたって気をつけていることは」「日中関係においてどのような存在だと思っていますか」など、情報伝達に関する大連漫歩の編集方針についての質問が多く出された。
 これに対して大連漫歩からは「大きな方針は3つ。1つは大連に住んでいる日本人にとって役立ち、信頼される雑誌であること。2つ目は日本から来る観光客に正しい情報を提供すること。3つ目は日中の両国の人が相互理解を深められるよう、雑誌を通して友好の架け橋になることです」と回答があり、生徒たちはうなずきながらメモをとっていた。
 校外学習は1時間余りにわたって行われ、最後に生徒を代表して宮本大輔さんが「とても勉強になりました。ありがとうございました」とお礼の言葉を述べて終了した。

この投稿は 2013年10月15日 火曜日 12:30 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-10-15
更新日: 2013-10-15
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