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神奈川大の田中則仁教授が講演 国際経営をテーマに約40人が聴講

国際経営について講演した田中則仁教授

 神奈川大学(横浜市神奈川区)の卒業生らで結成する同大同学会大連宮陵会が主催した「神奈川大学アジア研究センター創設記念講演会」が9月7日、大連民航大厦(西崗区中山路)で開かれ、同大経営学部の田中則仁教授が「日本経済の現状と国際経営の課題」を演題に講演し、日系企業管理職や同大卒業生ら約40人が聴講した。

同講演会は、同大の同窓会組織「大連宮陵会」の年次行事の一環として開かれ、同大から事務局長の小林孝吉さん、事務局次長兼人事部部長で宮陵会専務理事の佐藤武さん、馬興国教授、村井寛志准教授も来連した。

田中教授は、放送大学客員教授や公益財団法人神奈川産業振興センター評議員議長も務める国際経営や多国籍企業論の専門家。講演ではアベノミクスの3本の矢「金融緩和」「財政出動」「成長戦略」への見解、2013年上期の分析、東日本大震災からの教訓、ヨーロッパの経済情勢、国際経営から見た日本企業や中小企業の存立基盤、企業のものづくり、中国企業の実力と課題、異文化コミュニケーションなどを詳細に語り、聴講者は熱心に耳を傾けていた。

同大アジア研究センターは、アジアの諸問題を学際的に研究し、アジア研究の進歩やアジアの発展、世界の平和と繁栄に寄与することを目的に今年4月に設立された研究組織。今年の12月6日には「アジアのパラダイム・シフト:協力と共生の道を問う」をテーマに「アジア研究センター開設記念国際シンポジウム」を横浜で開き、内外に開かれたアジア研究の拠点を目指している。

大連宮陵会は「今後も同様の講演会を続けていきたい」としている。問い合わせは同事務局(E-mail:snka2006@yahoo.co.jp)へ。

この投稿は 2013年10月15日 火曜日 11:04 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-10-15
更新日: 2013-10-15
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