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新潟県が伊藤忠大連に業務委託 中国東北地方進出の企業を支援

 新潟県は今年8月、 同県企業の中国東北地方におけるビジネス活動支援のため、伊藤忠(大連)有限公司とビジネスコンサルティング業務委託契約を結んだ。同県がコンサル委託契約を結ぶのは初めて。
 伊藤忠(大連)は、大連のほかハルビン、長春、瀋陽にそれぞれ事務所を構えて業務展開している。同県は、こうした伊藤忠のネットワークなどを活用し、県企業と中国企業とのビジネスマッチング支援や県産品販路拡大などを目指す。契約期間は来年3月まで。
 9月18日には大連新潟県人会(事務局=新潟県大連経済事務所)に伊藤忠(大連)の塚本俊一総経理が出席し、大連に進出している同県の企業関係者と顔合わせ、今後の協力の可能性などについて意見交換した。
 同県大連経済事務所の渡辺慎一所長は「これまでの新潟県と中国東北地方との関係(友好提携先の黒龍江省、日本海横断航路の協議相手先の吉林省、県大連事務所設置の遼寧省)は政府間の交流は活発だが、企業間を結ぶビジネス支援の面では、まだ不足していた。今回の業務委託は試行段階だが、企業ニーズに対応した効果が得られるように活用していきたい」と話している。

この投稿は 2013年10月15日 火曜日 10:57 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-10-15
更新日: 2013-10-15
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