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東日本信友協同組合中国大連事務所所長 福島市日中友好協会会員 張 丕文さん Zhang piwen
「今は被災地の方々と一緒に我慢する時期。震災や放射能汚染の問題が早く解決し、共に笑える日を迎えたい」
張さんは福島県とかかわりの深いビジネスをされていますが、震災後はいかがでしょうか。
東日本信友協同組合は福島市に事務所を持つ、中国人研修生の受け入れ機関で、そこから福島県内の各企業に研修生を派遣しています。大連事務所は研修生を募集して、日本へ送り出す業務をしています。震災前は年間約50人を派遣していましたが、現在はゼロ。2年以上が経っているのに、震災、原発事故の後遺症はまだまだ続いています。
震災、原発問題はどのような影響をもたらしているのでしょうか。
私どもが送り出していたのは、主に養鶏業と段ボール加工業、縫製業でした。福島は養鶏業が盛んで、鶏卵や鶏肉は全国的にも知られています。しかし、放射能汚染の風評被害もあって卵や鶏肉は売れず、現地の業者さんは厳しい状況に立たされています。段ボール加工も震災前と比べると生産量は激減しています。縫製業は技術を持った研修生を求めているため、なかなかそのレベルに見合う人材がいません。
そのあおりを受けて派遣実績がゼロという現状は、張さんにとっても厳しいですね。
福島の養鶏業も段ボール加工業は苦しんでいます。私どもの研修生派遣業も苦しい状態が続いていますが、(状況が改善されるまで)待つしかありません。福島のみなさんと一緒にこの苦難を乗り越えたいと思っています。
ところで、2年4か月前の東日本大震災は大変だったのでしょうね。
当時、大連から福島に送り出していた研修生は30人ほどいたでしょうか。私が震災を知ったのは3月11日の午後2時半ごろ。福島の組合事務所や知人、お客様企業などに電話をかけて、状況を聞こうとしましたが、電話がまともに通じず、研修生の安否が確認できない。全員の無事を知ったのは3日後。心配する研修生の家族から問い合わせもあり、てんやわんやの状況でした。全員を帰国させることができたのは震災から2週間後でした。
張さんも福島に行かれたのでしょうか。
震災3か月後と5か月後の2回、現地に入りました。福島に戻って働きたい、という研修生が5、6人いましたので、その引率とお客様のお見舞いを兼ねて行きました。その時、避難場所となった福島市体育館を訪ねましたが、段ボールで仕切って避難生活を送る被災者を見て、その悲惨さを目の当たりにしました。それと同時に、辛い避難生活の中でも、ルールを守る日本人の姿に感動しました。
福島との縁はいつごろからできたのですか。
5年ほど前でしょうか。福島市日中友好協会会長の山田明生さんと知り合い、4年ほど前に組合の大連事務所を立ち上げました。これまで福島には10回ほど行きました。自然が美しいし、温泉も素晴らしい。そして何よりも東北人の人柄が大好きです。私も中国の東北人ですので、交流しやすいと感じています。同じ中国でも南方の人たちとは交流するのが難しいですね。
日中の東北人の共通点はどのようなところですか。
性格が明るくて、誠実なところです。しかし、最初は方言がわからずに苦労しました。今では慣れましたが、当初は東北弁を標準の日本語に通訳してもらっていました。
これからの夢、希望はどのようなものをお持ちですか。
仕事をしたい、というのが本当の気持ちです。しかし、今は被災地の方々と一緒に我慢をする時期だと思います。震災や放射能汚染の問題が1日も早く解決し、共に笑える日を迎えることができたのならば、うれしいですね。
【経歴】
1968年、大連市生まれ。1993年に福岡県小倉市に留学し、日本語学校を経てYMCA国際ビジネス専門学校に入学。卒業後に九州の貿易会社に入社、1999年に帰国、大連のホテル、人材派遣会社に勤務。4年前に東日本信友協同組合中国大連事務所を開設した。
【取材を終えて】
福島と大連結ぶ民間交流
福島市日中友好協会と西崗区日中韓飲食文化協会が今年5月、友好交流協定を結んだが、橋渡しをしたのが張丕文さんだった。両国関係は、政治面で難しい問題を抱えているが、「それとは別問題。福島と大連を結ぶ民間交流を推進させるのが私の役目」と自覚している。
具体的な交流内容については、「日本の素晴らしい技術を中国に伝え、文化、教育面でも交流して行きたい」とプランを練っている。ビジネスと民間交流−―張さんは福島への熱い思いを抱き続けている。
猪瀬 和道
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更新日: 2013-08-20
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こんにちは。
モンゴル国、「シネボルド」有限会社、社長のバヤルフーと申します。
我が社はモンゴル国、労働省によるモンゴル国民に対する日本国で就労への
特定仲介業許可証を持っている会社です。
私たちは御社の情報をwww.jinzai-sougou.go.jp/srv120.aspxウェブサイトにアクセスし、知りました。
モンゴルの若者たちはよりよく発展できた日本で留学も就職もできていることは現実です。その中で技能実習生として日本に行き、作業をしながらいろいろな勉強を習い、技術を身に付けたりする希望をもっている若者たち数多くいます。
我が社は送り先機関としてそういう若者たちに手伝うためモンゴル人の技能実習生を日本国に数多く送り出す希望をもっている。
我が社の希望をご理解の上、ご協力をお願いいたします。
敬具
バヤルフー
バヤルフーさま、
コメント有り難うございます。コメント公開が遅れ申し訳ございません。
コメントをいただいたことを東日本信友協同組合中国大連事務所さんへ伝えてもらうように依頼済みです。
よろしくお願いします。有り難うございます。