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ジェトロ大連が「瀋陽スタイル」発行 市場進出の参考となる消費情報を満載

瀋陽の消費市場の現状と将来について紹介した製本版の「瀋陽スタイル」

 中国マーケット進出を目指す日本企業に、瀋陽の消費市場の現状と将来を分かりやすく紹介しようと、ジェトロ大連(日本貿易振興機構大連事務所)はこのほど、情報誌「瀋陽スタイル」を発行した。
 ジェトロでは、日本企業が商品やサービスを売り込むには、まずその地方の消費現状を知ることが第一歩として、これまでに中国では重慶や青島・済南、武漢、西安、北京など12地域で「スタイル」シリーズを発行してきた。東北地方は今回の瀋陽が初めて。
 瀋陽は東北3省のハブ都市としての機能を高めていくことが見込まれ、日本企業も注目し始めている。しかし、その一方で大連に比べて情報が少なく、このギャップを埋める意味で、この「瀋陽スタイル」を発行したという。
 構成は「瀋陽の概況」「盛り上がる瀋陽の消費市場」「瀋陽市民の衣食住」「瀋陽のこれから」の4章。第1章の概況では、歴史や周辺地域の経済圏域、GDPなどの基本データ、立地などをまとめた。第2章の消費市場では、商圏の現状や今後の傾向、根付く韓国企業の状況、さらには市場進出の参考となる情報も収録した。
 第3章の衣食住は、瀋陽市民のファッションの好みと傾向、すでに進出している日本企業の担当者インタビュー、食文化や嗜好、外食産業、市民の食生活、一般市民の住環境、休日の過ごし方など、生活に密着した情報を紹介。第4章では東北3省のけん引役となる瀋陽の将来を展望した。
 全体を通して、分かりやすい文章と図表、写真などもふんだんに使い、瀋陽の現状と今後についての膨大な量の情報が、系統立ててまとめられている。
 編集を担当したジェトロ大連市場開拓部の岡野陽二部長は「日本企業の方々のマーケティングの参考となるように心がけ、統計などの定量情報と企業・消費者インタビューなどの定性情報をバランスよく盛り込みました。この情報誌を通して、北京や上海、大連など他地域との違いを理解し、今後の参考にしていただければ幸いです」と話している。
 製本版はA4版、56ページ。電子版はジェトロ大連のウェブサイト(http://www.jetro.go.jp/industry/service/style/)から無料でダウンロードができる。問い合わせは岡野部長(電8360−9418)へ。

この投稿は 2013年5月6日 月曜日 2:42 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-05-06
更新日: 2013-05-06
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