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乗り物情報

大連のタクシーについて

大連に1年も住んでいると日本での一生分のタクシーに乗るといわれるくらいお世話になるタクシーです。市内中心部、郊外でもつかまえることができるので利便性が高い交通手段です。個人的には、東京の都心並みの割合でタクシーが走っているように感じます。

料金

初乗り8元（22時～5時は30％増しの初乗り10.4元）。3キロ以降は、200メートル毎に0.4元加算。
2011年6月10日から料金が改定されました。初乗り、深夜料金は同じです。
1.時速12キロ以下で走行する場合、合計5分間以降、1分毎に0.3元加算。渋滞などによる蛇行運転などのときに発生。
2.管轄区域を越えて走行距離が20キロ超える場合、遠方特別料金として、超過距離分の料金の50％を別途加算。大連市内→旅順約50キロ=50-20=30キロ分加算。※大連市内なら同管轄区域のため20キロ越えても2の適応はなし。
3.ガソリン価格の基準価格が上昇した場合、比例して加算。6.66/リットルを標準として、1元/リットル上昇したら、1元料金へ加算。
簡単にまとめると、特に朝晩のラッシュ時に利用する人、中距離（大連市内から開発区、旅順など）利用の人などには実質値上げといえます。空いている時間帯、近距離での利用が多い人には影響は少ないと思われます。
料金の目安としては、大連空港から中山広場25～30元前後。大連空港から星海広場25～30元。中山広場からハイテクパーク35～40元。大連市内から開発区100～120元くらいです。他に知りたい場所があればお気軽にお知らせいただけないでしょうか。

種類

主に3種類あります。1.国営。2.民間。3.個人。
タクシー車体やランプの色で区別できるそうです。しかし、利用者からするとあまりそれらの違いを意識することはありません。車体に青い線が入ったタクシーでは明珠（交通）カードが使えます。
車種は、9割くらいがフォルクスワーゲンのサンタナ2000です。カラーは、2005年ごろまでは、茜色、小豆色のタクシーが中心でしたが、現在は、白、薄緑色の車種が多いように感じます。一部ではトヨタの車種のタクシーも走っています。余談ですが、中国におけるトヨタのお膝元である天津では逆に9割くらいがトヨタ車でした。都市によって運賃も車種もまったく異なるのが、広い中国の特徴なんだといえます。

注意点

大連のタクシー事情は中国国内では非常にいい方だといわれます。それでも、メーターを倒さない、遠回りをする、相乗りをさせる（本来は違法）などもありますのでご注意ください。
100元を出すとおつりがないこともあるので、乗るときに確認したほうが無難です。それを防ぐためにも10、20元札など細かい紙幣を用意をしておくと喜ばれます。
個人タクシーを除くと1日2交代の運転手が多く、交代する時間帯が15～16時というドイラバーが多いようです。そのため、この時間帯は目的地によっては乗車拒否されることがあります。

運ちゃんに大連人と思わせる3つのポイント

1.四捨五入。
大連のタクシー料金は、支社購入で計算されます。例えば、8.4元=8元。18.8元=19元です。黙ってさっと、四捨五入で渡すとで違いが分かる男（女）と思われます。
2.助手席に座る。
日本だと後部座席に座るのが一般的かもしれません。大連のタクシーでは、女性客1人でも助手に座る光景をよく見ます。慣れないと多少恥ずかしいのですが、慣れると、案外平気なものです。
3.領収書をもらう。
最後のポイントは領収書をもらうことです。タクシーの領収書は、このままでも会社の経費として提出できる実は優れものだったりします。また、車内への忘れ物などがあったときの証拠にもなります。領収書を受け取るのは最後の最後なので、大連人と思われてももう遅いかは、ご愛嬌で･････。

一言コメント

日本と比べると安いと感じる大連のタクシーは、公共バスと比べると大連の物価を知ることができると思います。バスは1～2元ですから、4～8倍。市内移動の到着時で考えると、10～20倍ほどでしょうか。そうすると実は日本のタクシーと公共交通機関と同じくらいの差であることが分かります。
下記の参考文献であげさせてもらった『秘密の大連』によると1995年くらいの大連でもタクシーの初乗りが8元であると紹介されています。それに対しバスは0.1～0.2角だったようで、タクシー料金は据え置かれたままだったようです。
深夜は100キロとかで爆走することもあります。また、乗っていてこの運転手はちょっと････と感じたら、直感を信じて降りて乗り換えることもお勧めです。トラブル等を未然に防ぐことになります。色々な運転手さんがいますから。
参考文献
『秘密の大連』（江原 みちえ）
『コンシェルジュ大連』6月号
参考サイト
大連通
大連ACHIKOCHI