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大学の日本語教育へ図書寄贈 商工会と領事館が市内6大学へ

杉原副理事長から寄贈図書を受け取る秦院長

杉原副理事長から寄贈図書を受け取る秦院長

 中日国交正常化40周年を記念し、大連日本商工会と在瀋陽日本領事館大連事務所が、大連の6大学に日本語図書を寄贈することになり、第1陣として9月5日、西崗区中山路の同事務所で大連理工大学への寄贈式が行われた。
 中国内でトップレベルの日本語教育を誇る大連だが、大学関係者からは収蔵している日本語図書が古くなったとの声が上がっていた。そこで、同商工会が社会貢献の一環として予算を組み、今回の寄贈が決まった。
 同日は川田勉同所所長、杉原益雄商工会副理事長(現理事長)、大連理工大学外国語学院の秦明利院長ら来賓をはじめ、関係者約10人が出席した。まず、杉原副理事長が「大連と日本の間の経済、人事交流がさらなる発展を希望します」と述べ、秦院長へ寄贈図書を手渡した。秦院長は「250人の日本語専攻学生の役に立てば幸いです」とお礼の言葉を述べた。
 寄贈された図書はすべて日本の出版物で、日本の語学、メディア、文化などが題材の50冊。日本書籍専門店の永東書店(中山区上海路)を通して取り寄せた。今年中には大連外国語学院、遼寧師範大学、東北財経大学、大連大学、大連交通大学にもそれぞれ50冊を寄贈する。
 図書寄贈のほか、両機関の共同事業として大連の大学生を対象にした「日系企業見学ツアー」を実施。すでに7月には、大連大学のキャノン訪問が終了し、今後は大連理工大など残る5大学が日系企業約10社を見学する予定になっている。

この投稿は 2012年10月10日 水曜日 10:30 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-10-10
更新日: 2012-11-07
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