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被災地を元気づけるビザ発給スタート セミナーで東北3県が魅力を紹介

宮城県事務所のプレゼンテーションに聞き入る参加者

宮城県事務所のプレゼンテーションに聞き入る参加者

 日本の東北3県を目的地とする中国人観光客を対象にしたマルチビザが発給されたのを受けて、在瀋陽日本総領事館大連事務所は7月11日、西崗区の同事務所で「東北3県観光発見セミナー」を開き、旅行会社の関係者ら約40人が参加した。
 同ビザは東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手3県に中国人観光客を呼び寄せ、地域活性化をはかるのが目的で、7月1日から発給を開始。発給の条件は「十分な経済力を有する中国人観光客またはその家族」「東北3県のいずれかに1泊以上泊まること」で、3年間の有効期限の中で1回の滞在期間が90日以内であれば、何度でも訪れることができる。
 同セミナーでは同事務所の川田勉所長が「この制度の利用者が中国では大連が一番となれるように」とあいさつ。さらに同様のビザは沖縄でも今年3月からスタートしており、大連での発給件数は北京と同水準の2500件に達したと報告され、〝東北ビザ〟への期待も高まっているという。
 続いて同事務所から制度の説明と質疑応答が行われ、参加者はメモをとったり、新制度について質問したりしていた。この後、宮城、岩手、福島県の順で各県大連事務所職員が観光プレゼンテーションを行い、各地域の伝統行事、自然などの観光資源を紹介して地元の魅力をアピールしていた。

この投稿は 2012年8月17日 金曜日 11:40 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-08-17
更新日: 2012-08-23
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