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大連、庄河の3経済区を視察、交流 市政府主催で日本関係者50人参加

庄河日本産業園で説明を受ける参加者

庄河日本産業園で説明を受ける参加者

 大連広域市で建設中の新経済区3か所を視察する大連市政府主催の「大連新市区経済考察及び友好交流活動」が6月29、30日、在瀋陽日本総領事館大連事務所や日本の自治体機関、日本企業、メディアなどの関係者約50人が参加して行われた。
 この交流活動は大連市外事弁公室が大連駐在の日本人関係者に呼びかけて開いたもので、庄河市と大連市の3か所で建設が進む経済区の日本工業区を1泊2日のツアーで巡り、工事の進捗状況を見て日系企業を誘致してもらおうというのが目的。一行は大連市政府前からバスに乗り込み、まずは庄河市の日本産業区園に向かった。
 車中で同弁公室の劉舫副主任が「経済区の発展状況を見て、中国と日本の交流を深め、2日間を有意義に過ごしていただきたい」とあいさつ。最初の訪問地の庄河日本産業園では庄河臨港経済区管理委員会の于成福副主任らが出迎え、港湾に隣接し、水利用にも恵まれた日本産業区園の優位性を説明した。
 続いて庄河市花園口経済区を訪れ、同経済区管理委員会幹部が完成予想の立体模型を通して、国家級に認証された同経済区の将来計画を紹介。この後、同管理委員会幹部との交流会が開かれ、参加者からは「他の経済区との違いは」「国外向け、国内向けのいずれの産業基地を目指しているのか」と言った質問があり、中国側からは「国家級の新素材基地であり、様々な優遇政策がある」「国内、輸出向け両面の基地。日本産業区もあり、サービス、ハードの面でより良い環境を提供したい」などの回答があった。
 さらに同経済区で稼働している製薬会社、開発中の大連に本環境産業テクノパークを視察。この日は瓦房店市龍門温泉の大和館と完成したばかりの大和館観山閣に分かれて宿泊、日本流の温泉を堪能した。

一行が宿泊した日本風高級宿泊施設の大和館観山閣

一行が宿泊した日本風高級宿泊施設の大和館観山閣

 翌30日は金州区で農業集団の大連向応農業発展有限公司を訪問、日本へ輸出用の胡蝶蘭栽培などを見て回った。最終視察地は甘井子区の大連生態科技創新城で、管理委員会幹部らから開発計画の全体像やすでに日系企業との合同プロジェクトが進んでいる現状などの説明を受けた。
 特に参加者の関心を集めたのが日本人学校の移転候補地。管理委員会では「旅順北路北側が候補地になっており、将来は周辺に日本人の住宅や医療施設なども建設して環境に優しいゾーンとしたい」と優れた環境と立地を強調していた。

日本人学校の移転先候補地となっている大連生態科技創新城の立体模型

日本人学校の移転先候補地となっている大連生態科技創新城の立体模型

この投稿は 2012年8月17日 金曜日 11:44 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-08-17
更新日: 2012-08-23
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