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日中友好使節団が交流10周年の公演 平古団長が市政府幹部に感謝状贈呈

日中友好使節団が交流10周年の公演 平古団長が市政府幹部に感謝状贈呈

 日本の文化団体で組織する「日中友好交流使節団」の平古政子団長ら一行50人が「大連アカシア祭り」期間中の5月24日から27日まで大連を訪れ、同祭りの開幕式などで演技を披露した。同使節団の来連は今年で10周年を迎え、大連市政府旅游局幹部らを招いた交流会も開かれ、それぞれが日中友好の足取りを振り返った。
 今年の使節団は和楽器合奏や沖縄舞踊、日本舞踊、日本民謡など5団体で結成。開会式のほか、労働公園野外ステージ、大連交通大学の3会場で公演し、演技の発表を通して日本文化を紹介した。
 交流会は26日夜、中山区解放路の中山大酒店で開かれ、平古団長が「草の根交流もようやく10周年を迎えました。この間の絆を大切に、今後も文化活動を通した日中友好のお役に立ちたいと思います」と感謝の言葉を述べ、大連市旅游局幹部の王舒岩さんが平古団長の功績をたたえた。また、使節団と旅游局から互いに感謝状の授与や記念品の贈呈も行われ、会場は友好ムードに包まれた。
 平古団長が使節団を率いて初めて公演したのは2002年11月。平古政子着付研究会「清雅会」と日本舞踊藤間流「菜の花会」、津軽三味線「清松会」の45人が日中国交正常化30周年行事「大連和服ファッションショー」で優雅な日本の伝統文化を紹介した。以来、アカシア祭りを中心に日本の各文化団体に呼びかけて使節団を編成して来連し、市民レベルの友好活動に取り組んできた。
 平古団長は「大連の魅力はなんと言っても人。政府関係や会社関係、町で出会った方々も大勢いて、この10年間で知り合った方は私の宝です。日本にとって中国との親密なお付き合いは欠かせません。アジアの両輪として互いに理解し共に発展してゆくパートナーにならなくてはいけません。そのためには若い世代同士の交流に力を入れる必要があります。私もお手伝いさせていただきます」と話していた。

この投稿は 2012年7月6日 金曜日 12:00 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-07-06
更新日: 2012-07-11
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