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旧日本赤十字社大連病院(旧日赤病院)

旧日本赤十字社大連病院(日赤病院)

現在も病院として市民の健康を守る旧日赤病院

大連市西崗区中山路222号
竣工 1930年(昭和5)
設計 不詳
施工 不詳

人民路に面し人民広場オリンピック広場の間にあるのが、旧日本赤十字社大連病院です。現在も大連医科大学付属第一医院として現役で使われています。

人民路側のカタカナのコの字型の4階立ての建物が1930年(昭和5)に建てられた建物です。背面の高層ビルは、最近、建てられたいずれも病院です。

正面の車寄せのスロープが当時を忍ばせます。屋根の形状は旧旅順ヤマトホテルを彷彿とさせます。

日本赤十字社大連病院全景(絵葉書)
出展サイト 日本赤十字看護大学 看護歴史研究室

中山路から大連医科大学付属第一医院全景

撮影年度は1936から37年(昭和11から12)と記載されています。やや高い位置から撮影されたようです。

古写真と比較すると入り口の左右で建物の高さが異なることが分かります。右側の棟が左側と同じ高さまで増築されているように思われます。上記で屋根の形状をほめたばかりですが後から増築されたもののようです・・・。

人民広場(東)側

人民広場(東)側です。道幅とスロープの形状から古写真左側の建物だと思われます。

古写真手前の路面電車が走っている道は現在の中山路です。大連埠頭から大正広場(現 解放広場)まで運行されていた市電3号線に日赤病院前駅の停車駅が存在していました。しかし、病院の南側(現 五四路)は市電は走っていませんでした。そうするとこの古写真の撮影は病院の北側、現在の中級人民法院付近から撮影されたものと推測されます。もっともコの字型ため南(五四路)側には建物自体がはありませんでした。

新旧の建物が空中廊下で結ばれている

新旧の建物は内側で空中廊下で結ばれています。

五四路側から旧建物の内側

内側から見るとレンガを積み上げるように増築を重ねたのだと思われる跡を見つけることができます。この病院は多くの人が生まれ、そして、亡くなる大連人を見守ってきた歴史を今も昔も刻み続けています。

参考サイト
仲尾純一郎&大連霞小同窓会

アクセス / 地図

<バス>各オリンピック広場、人民広場 徒歩1分~10分。

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この投稿は 2012年6月21日 木曜日 1:49 PM に 観光・遊び・買い物, 観光 カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-06-21
更新日: 2013-02-08
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