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物流のトランコム大連が開業 大連市政府も新システムに期待

 物流会社「トランコム」(本社・名古屋市)と大連の機械メーカーの合資会社「特蘭科物流(大連)有限公司」(トランコム大連)が設立され、3月1日に中山区人民路のシャングリ・ラホテルで日中の関係者約50人が出席して開業式が開かれた。
 トランコム大連は、トランコムが資本金70パーセントを出資して設立したもので、運送トラックの行き帰りの荷物を確保する〝求貨求車〟に特化して業務展開する。コスト削減のほか無駄なトラック運行を減らして環境保全にも役立つことなどから、この日の開業式には、大連市政府の劉岩市長助理や中山区の江親瑜区長らも出席、地元の期待の大きさをうかがわせた。
 開業式では、トランコム大連の大澤隆董事長(トランコム取締役執行役員)が設立経過や業務展開などについて説明した後、トランコムの清水正久社長が「求貨求車は日本では広く認知され、トラック運行の無駄を省き、低コストを実現させるシステム。中国経済に貢献できるビジネスとして発展させたい」とあいさつした。
 トランコム大連は中山区の天安国際大厦23階に事務所を設け、今後は大連を足がかりに東北地方、さらには中国全土で物流情報サービス事業の求貨求車システムを普及させることにしている。問い合わせは同社(電8231−8305)へ。

この投稿は 2012年4月17日 火曜日 12:50 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-04-17
更新日: 2012-04-17
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