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中国国際貿易促進委員会大連市分会 副会長 孫 連運さん sun lianyun

中国国際貿易促進委員会大連市分会 副会長 孫 連運さん sun lianyun
孫 連運さん

「日本と中国は重要な貿易パートナー。相互理解から貿易の機会と発展の可能性を見つけてほしいと願います」

 9月25日から27日まで、大連世界博覧広場A館で「2015(第7回)大連日本商品展覧会」が開かれる。過去6回の実績と、その規模から、広く注目を集める展覧会となっている。同展覧会の主催は、中国国際貿易促進委員会と大連市人民政府、実施団体は同委員会大連市分会。同展覧会の責任者として手腕を発揮する孫連運さんに、話を聞いた。

 まず中国国際貿易促進委員会大連市分会について、紹介していただけますか。

 私たちの大連市分会は、1984年に設立しました。主に、国際貿易や国際投資、法律面でのサポートなどを行っております。また、「日本商品展覧会」や「輸出入商品交易会」「国際自動車展覧会」など、展覧会の開催、海外も含む他都市の展覧会への参加など、今年は85のプロジェクトがあります。

 具体的には、どの様なプロジェクトがありますか。

 日本関係のプロジェクトを紹介しますと、1月には東京で開かれた電子工業展「ネプコンジャパン」に参加し、4月には富山で「ものづくり総合見本市」に参加しました。7月には、大連で「大連―鹿児島経済貿易商談会」を開催し、11月にも大連で「中日企業家理事会経貿交流会」を開く予定です。これは一例で、日本との交流は活発です。

 さて、「大連日本商品展覧会」ですが、開催のきっかけは何だったのでしょうか。

 「大連日本商品展覧会」は2008年に始まりました。当時は、世界的な金融危機でしたね。そこで、大連と日本で何かできないかと考えたのが始まりです。大連には、日本との関係が緊密だという利点もあり、手を取り合って金融危機に立ち向かおうという考えです。このような背景もあり、当時は「大連中日貿易投資展示商談会」という名前でした。この発想は、政府など各方面の支持も得られました。

 これまでの日本商品展覧会を振り返り、忘れられない思い出などはありますか。

 2011年3月11日、日本は東日本大震災に見舞われました。ですので、被災地の力になりたいと、2011年の展覧会では被災地各県を出展料無料で招待しました。「感謝中国」と、被災地の出展者に喜んでいただけたのが、忘れられません。また、出展企業の積極性や、日本商品への関心の高さも印象的です。2013年に日本国際貿易促進協会の河野洋平会長が来場してくださったことも、忘れられない思い出です。

 出展企業の反応は、いかがでしょうか。

 感謝の言葉をいただくことが多く、大きな励みとなっています。中国を理解し、中国の消費者を知り、ビジネスパートナーを見つける大切な場だと、評価をいただけています。ただ、私たちにもまだまだ不十分な点がありますので、もっと良いサービスを提供できるよう、努力したいと思っております。

 間もなく開幕する今年の日本商品展覧会は、どの様な展覧会になるでしょうか。

 既に約150ブースの出展が決まっています。去年よりも多い数字です。今年は、食品や生活用品などの販売が中心となる見込みですが、工業や観光など、これまでと同様、幅広い分野の出展があります。また、会期も3日間に延長しました。昨年は、2日間で約17000人の来場ですから、今年の来場者は20000人を超すと思われます。

 日本商品展覧会に関し、今後の構想をお聞かせください。

 大切にしたいのは4点です。つまり、「しっかりとした特色があり」「高水準で」「規模も大きく」「影響力もある」展覧会を、目指したいと思っております。また、営利目的ではなく、サポートとサービスを重視します。先ほど申し上げた通り、今年の会期は3日間ですが、出展料は高くしていません。

 では最後に、大連や中国に関心を寄せる日本企業や日本人、また両国の貿易に携わる人々へ、メッセージをお願いします。

 日本と中国は重要な貿易パートナーです。常に相手に関心を寄せ、相互理解から貿易の機会を見出し、大きな発展の可能性を見つけてほしいと願っています。また大連には、日本企業が活動するための基盤が既に整っています。私たちも大連での企業活動を全力でサポートしますので、大連を重視していただければ幸いです。

  9月25日至27日间,在大连世界博览广场的A馆举行了“2015年第七届大连日本商品展览会”活动。过去6次的成绩和规模,使它成为了受到广大关注的展览会。本次展览会由中国国际贸易促进委员会和大连市人民政府主办,同委员会大连市分会负责实施。这次我们向发挥了杰出才能的同展览会的负责人孙连运先生,咨询了相关情况。
  “中国和日本是十分重要的贸易伙伴,我们大连市分会和日本的交流也十分频繁。大连日本产品展览会于2008年开始,当时正值世界金融危机时期。大连和日本开始相互协作应对金融危机。我期待中日两国,时常给予对方关心,互相理解并找出贸易的机会,也希望能够有更大的发展可能性。”

【経歴】
1966年、瓦房店に生まれる。1989年、遼寧師範大学英語系を卒業。英国ノッティンガム大学商学院工商管理院生、大連市対外貿易経済合作局処長、開発区管理委員会経済貿易局副局長、夏ダボスフォーラム協調オフィス副主任などを経て、2012年4月から現職。大連市帰国留学人員聯誼会副会長、大连海事大学客員教授、遼寧師範大学外国語学院、国際商学院MTI系院生指導教授なども兼任。

インタビューを終えて
大連の頼れるパートナー
 孫連運さんも指摘するように、「中国は広く、地域差もあり、変化も速い」。そんな時はやはり、中国を熟知した中国側のパートナーがほしくなるだろう。中国国際貿易促進委員会大連市分会は、正に大連の頼れるパートナーだと感じた。
 そして、相互理解や民間の友好、ウィンウィンの関係を重視する孫連運さん。両国の貿易がより一層の発展に向かうためにも、これからの中国国際貿易促進委員会大連市分会に期待したい。まずは、月末の日本商品展覧会が楽しみだ。

武井 克真

この投稿は 2015年11月25日 水曜日 12:57 PM に Whenever誌面コンテンツ, 巻頭インタビュー カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2015-11-25
更新日: 2015-12-18
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